私のコンプレックスの話

長年の自分のコンプレックスは
髪の毛です。

強い天然パーマが嫌で嫌で、
中学生の頃からずっと半年に一回、縮毛矯正に行ってて、それは未だに続いている。

さらに髪の量が多くて、広がってまとまりにくい。

髪の毛の量をすいて減らしても、1ヶ月後には元に戻っている。

髪の毛がうねるわ量は多いわ広がるわで、常に髪の毛を束ねてないとコントロールができなくて、今まで私と会ったことある人でもおそらく髪の毛を完全におろしてある姿を見たことないのでは?という程である。
(ホテルで同室宿泊した人は別として)

そんな髪の毛とこれから一生薄毛になる歳まで、付き合っていかねばならないんだなと半ば絶望して諦めて生きてきたんですね。

天然パーマのおかげで短髪にもできない。
縮毛矯正もやめられない。
(縮毛矯正をやめてみるチャレンジはしたことあるけど、酷い有様になった)
長さは常にロングで髪の毛の重力で真っ直ぐにさせるように伸ばすだけ。

もうコントロールできないから、ずっと髪の毛をゴムで縛って、髪の毛には完全に無頓着な、髪の毛のこと悩むだけ無駄みたいな境地だったんですよ。

シャンプーやリンスも何も自分で選ばずに、実家で使ってたASIENCEやTSUBAKIあたりをそのまま何も考えずにずっと買ってました。


•••••••••


受け身の生活。
自分の人生を今まで色々と自分で選択せずに生きていた。
やりたい。したい。欲しい。
ではなく、
現実逃避したいからこれをする。安いからこれを買う。いつも決まってるからこれを買う。無難なこれを選ぶ。
…気づいたんです。

私、普段の生活の中で自分で選択して物を買ってない。

仕事でもそうだった。
自分で選択してやりたいからやってるんじゃなくて、”させられている”感覚の方が強かった。

“させられている”と思っている人生に最初に悲鳴を上げたのは、私の心で、私の1番病んでた時期。
半年〜1年前くらいかな。

ずっと塞ぎ込んでたし、感情の起伏がなくなって楽しいも怒るも心が動かなくなるわ、仕事中に急に泣き出すし、いやぁ大変だったね。うん。

自分ではどうしてこうなったか全然わからなかったし、原因がわからなかった。

でも、徐々に原因がわかって、
転職して、考えて考えて、行動変容して、
随分生きるのが楽になった。
今もまだ修復中ではある。

その一環として、
『何事も自分の人生は自分で選択する』
のを1番に考えて行動変容しているものの一つである
それが、

シャンプーとリンスを自分で選ぶ。

という極めてどうでもよいことを大仰に話してるわけで、スケール小さくてビックリでしょうけど、
人類には小さな一歩でも、私には大きな一歩なんです。

自分で決めて選んだから
わたしの体質に合ったのからなのか、わからないけど、

今まで抱えてた髪の毛コンプレックスが氷塊してビックリしたっていう話をしたかっただけなんですが、

合成洗剤が合わなかったのもあるかもしれない。
無添加石鹸シャンプーとリンスに変えただけで、天パのうねりが軽減し、髪の毛にコシが出て、髪の毛が広がらずに落ち着く。

という、意味のわからない効果が出て
ホント意味がわからないってなっている。
今現在。
他にもずっと長年抱えてた身体の数多の小さな不調がストレス軽減により、消滅しつつあるので、これもストレス軽減効果??

安いから買う
んじゃなくて
欲しいから買う。
食べたいから買う。
食べたいから食べる。

改めて言うと、当たり前のことを当たり前のようにできてなかったことに気がついて
いやぁ大変貴重な体験をさせていただいたと
感謝しているくらい。

毎日何を買うか、何を食べるか、何を使うか、何をするか。

全ては私が選んで、私以外の誰にも選択権のない私の人生のなんと健全なことか。
なんと清々しいことか。

30代にもなってこんな単純なことに気づくなんてと、ビックリした次第です。

おわり。

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