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ほんの小さな3つの言葉の使い方で人間関係が劇的に変わる

こんばんは。Kiku_Miriです。
私の知り合いで、打ち解けるとすごく良い人なのですが、他の周囲の人からはつっけんどんで、無愛想で、付き合いにくい人だといわれている人がいます。

私も、今でもすれ違った時の彼女の挨拶に「あれ、ちょっと機嫌が悪いのかな」と思ってしまうこともあるぐらいです。

彼女は言葉ひと言で損をしているな、と思いました。

人間関係が上手くいかないのは、ほんの些細なことから始まる

仏教で「言辞施」(ごんじせ)が勧められています。
優しい言葉をかけることです。

物や財に恵まれていない人でも、心がけ一つで誰でもできる布施行の一つに数えられています。

今日も忙しく明日もせわしい、とげとげしい人間関係渦巻く社会で、優しい言葉は人を元気づける良薬だ、といわれています。

優しい言葉と言っても、そんな大層なことではありません。
何気ないささいな言葉を3つ紹介いたします。

○意味のない言葉
○二言挨拶
○オウム返しの法則

それぞれどんなことかお話しいたします。

意味のない言葉

ご近所さんとすれ違うときに
「あら、こんにちは」
「お出かけですか。どちらまで」
「ちょっとそこまで。。」
「そうですか。お気をつけて」
こんな会話が交わされます。

どこへ行くのか、を聞かれて、ちょっとそこまで、では答えになっていないのですが、聞いた方も、そうですか。とうなずいている。
日本中で繰り広げられる変な会話です。

「あら、こんにちは」
「こんにちは、今日はいい天気ですね~」
「ほんと、いい青空で」
「ではまた」
「はい、失礼します」
こんな会話のやり取りもあります。

「今日はいい天気ですね~」と言われて「見ればわかるでしょ?だからどうしたっていうの?」と答えたら人間関係は成り立ちません。

意味のない言葉のやり取りが、実は人間関係には極めて大事な意味を持ちます。
言葉が潤滑油となって、摩擦が起きないのです。
家庭でも職場でも、仲が良く居心地のいい集まりには、こういう一見意味の内容な会話のやり取りがなされているものです。

二言挨拶

「二言あいさつ」という言葉もあります。
あいさつの次に、もう一つ言葉を添えることをいいます。

あいさつの一言だけであと無言だとどうでしょう。
「こんにちは」
「あっ、こんにちは」
「・・・・・」
「・・・・・」
(両者、無言ですれ違う)

なんか心の距離を感じますよね。
場合によっては「怒ってるのかな」と疑心暗鬼にもなります。

これが二言あいさつだと、心の距離はずいぶん近づきます。
「おはようございます。寒くなってきましたね」
「こんにちは。先日はご馳走様でした」
「よっ。元気?」などです。

一瞬の間に交わされるあいさつと笑顔で、相手の懐まで飛び込んでしまうこともあるのです。

オウム返しの法則

言葉が潤滑油になるのは、他にもいろいろあり、その一つが「オウム返しの法則」です。

科学の授業で学ぶオームの法則ではならぬ「オウム返しの法則」とはどんなものかといいますと、相手が言ったことをそのままオウム返しにしながら会話していく、という会話の基本法則です。

「今日、渋谷に行ってきたんだよ」
「へー、渋谷に行ったんだ?」
「それがさ、センター街で声かけられちゃって」
「声かけられたの、センター街で?」
「うん、それがアンケート用紙持ったおばさんなんだよ」
「アンケート持ったおばさん。へぇ、それで?」
というように相手の言葉を返すという会話の基本で、話す方は話しやすくなり、盛り上がってきます。

「今日、渋谷に行ってきたんだよ」
「・・・・」
「それがさ、センター街で声かけられちゃって」
「・・・・」
「もういいや」

会話にキャッチボールがないと、だんだんしゃべりたくなくなってきます。聞いている方からすると、ちゃんと聞いているのになんで相手は口が重くなっていくんだろうか、とさびしく思うのでしょうが、ちゃんと聞いていることが相手に伝わっていないのです。

この法則一つ会得しておくだけで、どんなにか人間関係は楽になるかわかりません。
これが身についていないと苦労します。

高校時代学んだオームの法則は、私が実社会に出てから何か役に立った、という記憶はありませんが、オウム返しの法則はどれだけ役に立ったか計り知れません。

絶大な影響を人生全般に与えます。

📒仏教に学ぶ幸福論


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