見出し画像

291「間違ってるでしょ!」忘れられない紙幣の思い出

7月3日。

今日は20年ぶりに紙幣が新しくなる。

これまでの福沢諭吉、樋口一葉、野口英世から渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎へ。

ちょっとだけ時代が進んだように感じる。

今朝8時から新紙幣が発行されると、
まずは銀行に流通するのだろうか?

私たちが手元で確認できるまでには数日かかりそうだ。

紙幣が新しくなる時、必ず思い出すことがある。

今から40年前大きな紙幣改革があり、

それまでの聖徳太子と伊藤博文から福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石にデザインが一新された。

そのころは五百円札がまだ流通していて、色とデザインが夏目漱石の千円札に似ていた。

たぶん大きさが少し違うぐらいで、色は青。

肖像画は岩倉具視。

千円と五百円札は肖像画の位置が同じで金種の印字の位置が違っていた。

ある日、職場の近くでテイクアウトでお昼ご飯を調達した。

値段は900円前後だったと思う。

支払いに五千円札を出した私に、お店の男性は小銭とお札4枚を渡してくれた。

ここまで書いて、5百円札を知っている人なら察しが付くと思うが、
職場に戻って財布の中を確認すると三千円分のお札しかない。

私が手にした4枚は新紙幣の千円札2枚と5百円札2枚だった。

新しい千円と5百円札が似ていて間違えたのか、
ぼーっととしている「いいカモが来た」と思って渡したのか。 

詳細は不明。

それからしばらくは、千円札と五百円札を間違っていないか、

渡すときももらう時も少し緊張したのを思い出す。

今回のお札刷新は究極で

「これ以上のものは今後できない」

とも言われている。

インクを何層にも重ねて盛り上げ、視覚障害者が触って金種を識別できるという。

どんなものなのなのだろう?

早く触ってみたい。

#66日ライラン
#毎日note

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?