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247/どこにいても存在そのものが愛おしい

フレイルのパンフレットを見ていて、「粗食は長寿の敵」と書いてあった。

少し前までは、高齢になったら若い人たちと同じ食事ではなく、

「粗食で」

と言われていた時期もある。

最近は粗食ではなく、肉や魚などたんぱく質をしっかり摂って、栄養バランスを考え食事をするよう勧められている。

義母が一人暮らしになって3年半になる。

義父がいた頃から食事作りが得意でなく、

塩分控えめなどと言われると極端な制限をして、周りがびっくりした。

ここ一年ほど、食事を作ることができなくなり、週一回だったヘルパーの利用が三回になった。

デイケアにも週二回行っている。

ご飯が作れなくなると一人暮らしは難しい。

ヘルパーを使っていても、遠くにいる私たちには生活の実態が今ひとつ見えず、びっくりするようなことが起きたりする。

親にはいつまでも元気でいてもらいたい。

施設に入れるのは嫌だ。

確かにその通りだと思う。

でも、一人で暮らしていくことが困難になったら、健康と安全、安心のために施設を利用するのもありだと思う。

私はどこにいても、その人自身が愛おしい。

だから究極、生きていてくれたらいる場所はどこでもいいとも思っている。

義母はこれからどうなるのだろう?
どうしていくのだろう?

優しい人だから、どこにいても笑顔で安心して暮らしてもらいたい。

そう思うのは、義理とはいえ他人だからなのだろうか?

私は、義母がどこにいても「生きていてくれること」に感謝したい。








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