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297/硬貨を見ながらタイムスリップ

お財布の中の小銭を整理していて、ふと硬貨ができた年代が気になった。

特に10円。

時々ピカピカを見かけるが、大体が古いのか新しいのかよくわからない。

はて?

私のお財布の硬貨たちはいつできたのだろう?

お財布の硬貨と言っても一時期よりだいぶ少ない。

10円が3枚と100円が5枚。

これが今の財布の中の硬貨。

3枚の10円はどれも年季が入っていそうな色をしている。

造られた年代をみたら

「それもそのはず」

一番新しくて昭和55年製造。
私が高校2年生。

たのきんトリオや松田聖子が登場した年。

次は昭和41年。
まだ何もわからない幼児期。

そして一番古いのは昭和35年。
両親はまだ結婚もしていない。

こんな古い硬貨がいまも流通していることに驚く。

一方100円硬貨は5枚。

そのうちの2枚が平成23年製造。
この年は3月に東日本大震災があった年。

私たちは今頃は普通に暮らすことができていたと思うが、 

今でも故郷に帰ることができていない福島の人たちを思うと、切なくなる。

一番ピカピカしていて新しいのでは?と思った硬貨は平成4年。

この年は岩手から茨城に転勤してきた年。

そして残りの2枚は平成2年と元年に造られている。

この時期は結婚したばかりで、冬はスキー夏はお祭りと盛岡の生活を楽しんでいたころだ。


平成の30年は、経済では
「失われた30年」
ともいわれている。

この30年、あっという間に過ぎてしまったかもしれない。

私にとっては岩手からの転勤で茨城にもどり、
不妊治療の葛藤、仕事からの鬱。

新たな道の模索と心の負担が大きかった30年だった。

一方でほとんどの時期を犬と暮らし、多い時には犬2匹と猫1匹。

「人間よりも動物が多い家」 

だった。

彼女たちからもらったものは大きい。

そして彼女たちがつないでくれた縁は、かけがえのないものになった。

お財布の中を見ていて、思いがけず自分のこれまでを振り返ることになった。

先日発券されたお札にはまだお目にかかっていないが、

お札にも様々な思い出があり、そのことも記事にした。

お金と自分のこれまでをリンクさせてタイムスリップしてみた。

#66日ライラン
#毎日note



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