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休日の夜にダイブ

お休みの日の夕方頃、まだ外は明るいのに風はちょっと冷たくなってきたような…とふと思う頃。
元気な気持ちがあれば、夜になる前に何かもうひとつ用事を済ませることが出来そう。
でももう一日を終わりにしてしまってもいいような気も。
ほとんど家にいたはずなのに、なんだかちょっと疲れたし。
でもでもせっかくのお休みに、特に何もできなかった…ちょっともやもや~

そんな日には、あるイベントを開催します。
そのためにお風呂も晩ごはんもささっと済ませて。
ビールがちゃんと冷えているか、冷蔵庫をチェックして。
いつも手元に置きがちなスマホも、充電器に預けて目につかないように。
おやつをストックしているかごにポップコーンが見つかったらラッキー。
トイレも済ませて、準備が整ったら。

アマゾン川へダイブ…!

そうです、映画です。(わからんわ)

なんだかパッとしなかったなという日の終わりには、某サブスクリプションの中から選ばれし作品を見ます。
気になっていた映画、今日はなぜか惹かれる映画、この前友達がレビューしてた映画などなど。
アマゾン川が岸にあふれてきちゃうくらいの数の映画の中から、どれを釣り上げるか…
だらーんとした空気だった家の中が、前のめりな雰囲気に。

映画の中の誰かの1日や、生活や、人生にひととき並走することで、からっぽ感があった1日の密度がぐんと上がる気がする。
なにかひとつ、やってやったぞっていう気になれる。

見終わったあと、好みの映画じゃなかったな~とか思いのほか長く感じたなとか思ってもいいのです。
夕方のモヤモヤタイムを通り過ぎることに、成功してさえいれば。

この映画タイム、暇つぶしと呼ぶにはもったいない。
ただ家で映画を見るっていうだけなのに、ちょっぴり高揚感があります。
自分の手で、人生をちょっといいほうに持っていけた感。
映画に挑みながら飲むビールは、だらりと飲むより少し味もはっきりしているような。

そうやってゆっくりと終わっていく休日がけっこう好きなのです。


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