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私の原点は「おばあちゃん」

小さい頃から
「変わってるね」と言われてきた私

別に私はそれが嫌だったわけじゃない
むしろ大歓迎だった

だって私は

人と違うことが好き

だったから。


最近もよく聞く、双子コーデや
お揃い、流行りが大嫌いだった



小さい頃から
2人の祖母達が大好きだった私は
祖母の趣味やセンスに影響されていったのは間違いないし
今もそれは身体中に流れている

いい孫だと、自分で思うくらいだ。(笑)


まず、好きな女優さんは?と聞かれると
「オードリーペップバーン」
「ジュリーアンドリュース」

好きな音楽は
「ピーターポールアンドマリー」
「演歌」

好きな服は
「体のラインが綺麗に見えるワンピース」
「着物」

キレイの定義は
「魚の食べ方が綺麗なこと」
「歩き方が綺麗なこと」

ご飯粒は残さない
お味噌汁には出汁を多めに入れなさい
スカートを履いたら脚を閉じなさい
挨拶は大きな声と笑顔で言いなさい

初めての女孫だった私はたくさんたくさん
二人の祖母たちから特に厳しく教えを頂いた。


中でも

楽しい時は思いっきり笑いなさい

いいと思ったことは堂々とやりなさい

その素敵な言葉に何度感謝したことか。


ただ、私が大きくなるにつれて
私の中で

「普通に過ごすこと」

が増えていった。


私は人より記憶力がいい方で
いちばん古い記憶は、幼稚園の年少さん時代の
「○○くんと一緒がいい」と初恋の相手に
猛アピールしている記憶がある。


でもそこから私は
女子のグループに、なんとなく「入っていなきゃ」とか

プリクラは目を見開いてニッコリしなきゃいけないとか
「変顔で撮ろう」の一言で、変顔をしなきゃいけないとか

授業中は、自分の意に反して、誰かに手紙を書かなきゃいけないだとか

人の役に立ちたいと言いながら
校舎の二階から、雪山にジャンプしたり

将来なんて
あの時は30代なんて
バリバリに働くキャリアウーマンになって
ちゃんとした稼ぎがあって
部下がいて、上司がいて
それからそれから…………なぁんてたくさんの「世間体」で
自分をガチガチに固めていた。


変わっているねと言われるのが嬉しいくせに
普通であろう、平凡であろう
そうやって自分を押し殺してきたような気がする



でも私が
「うつ病」を発症して
短大に通えないほど弱ってしまった時

祖母がこう言った

「もっとやりたいことをやったらどう?」


その時は
「とんでもねぇ!」なんて思っていたが




今、認知症で若返っている
二人のおばあちゃんに胸を張って言いたい

「今が一番楽しいよ!」と。


今まで私に「普通」を押し付けてきた人達
心無い言葉をかけてきた人達に
私は見せつけてやりたいし
何よりも「普通」に縛られてきた今までの自分に

「変わってるのって最高」って言ってやりたい。


それを教えてくれてたおばあちゃんたち。
今の私を、暖かく寛大に優しく見守ってくれている
大切な人達


さぁ、見せつけてやりましょうぞ。
私がどこまで行けるか。


冒険はこれからだよ!


まぴこ
(Twitter:@corazon_mapiko

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