見出し画像

美しい地図づくりを支援する会社 | マップボックス日本代表 高田 #1

こんにちは。マップボックス・ジャパン社長の高田です。今年(2020年)の11月に会社の代表に就任し、直近ではお客様、業界の皆様、パートナーの皆様にご挨拶周りをさせていただいています。

もし、連絡来てないよ、という方いらっしゃいましたら申し訳ありません。馳せ参じますので、ここまでご連絡ください。

自己紹介時のトークスクリプト
ご挨拶の目的は私たちがどんなサービスを提供しているのか?どんな事を解決したい会社なのか?こんなことをご理解いただき、ご利用を検討いただいたり、協業を考えていただくためのものです。

マップボックスは地図開発のプラットフォームです。リアムタイムにお客様が保有するデータと組み合わせた地図描画に加えて、検索やナビゲーション機能を保有しています。世界の大手企業にも認められる堅牢なインフラで動いており、高度なレンダリング技術で高速かつ滑らかな表示を実現し、パソコン、モバイル、カーディスプレイ、スマートウォッチなどあらゆるスマートデバイスで、最高のユーザー体験を実現します。

ご挨拶周りの最初の頃は、このような形でサービスのご説明をしていました。話している内容に間違いはないのですが、話していてなんともしっくり来ていませんでした。なんだか、地図関係ならなんでもできますというだけ言っているようで、私たちの事を覚えてもらえる気がしません。

こんな、質問が必ず次に待ってます(笑)

結局何ができるの?何が特徴なの?

美しい地図、新しい地図、面白い地図
という事で、ご説明の仕方を自分がもっと素直に感じている事、考えていることに変えてみました。

マップボックスは、地図の美しさにこだわる会社です。美しい地図を作るために必要な道具を揃えています。

新しい地図を発見したい会社です。今まで見たことがない、地図を使ったユーザー体験を見た時にとても興奮します。

面白い地図の使い方も、大好きです。地図は道具としての側面もありますが、趣味としても楽しめる存在です。私たちの会社は、地図好きが沢山います。

こう話し始めるようになって、少し、やりたい事が伝わるようになってきた気がします。何より自分が話しやすくなりました。

私たちは、地図づくりがもっと自由で、もっと多様な世界であってほしいと思っています。一方で、地図づくりは、地図の世界外の人からすると専門性が高そうで、とっつきにくい。さらに、いざ地図を作ろうとすると、その労力や費用にびっくりする事も多いです。選択肢も少ない。やりたい事を実現するハードルが高い世界です。
エンジニア、デザイナー、サービス開発者、経営者、新しい価値を世の中に提供したい様々なクリエイターの方々がいらっしゃいますが、少なくとも地図を使って何かを創ろうとする際に、感じる悩みを解消したい。ものづくりをする際に声がかかる会社でありたい、と思っています。

最近だと、2Dマップだけでなく、3Dマップでも色々カスタマイズできるアップデートもしました。3Dマップを触れるなんで、あまりイメージが付かないかも知れませんが、通常の地図の修正感覚でできちゃいます。我々の開発ツールMapbox Studioの基本機能です。空の色を変えて、青空から夕焼けを表現して時間を表現するなと、4次元の表現もできてしまいます。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

カスタマイズできますというプロダクトは結構ありますが、ここまで丁寧に作り込むプロダクトは少なくとも私は聞いたことありません。このプロダクトはちょっとした自慢です。

ものづくりを支援したい
基本の2Dマップの表現から3Dの世界でも美しい地図、新しい地図、面白い地図づくりを支援する会社です。そんな開発基盤をクリエイターの方々に提供しています。なので、エンドユーザー向けのサービスは私たちは作りません。(ショーケースとしてのアプリやサービスは作るかも、プロモーションはしませんが)お客様と競合はしたくありませんし、それが私たちのユニークな立ち位置になっています。

会社設立から6ヶ月、ソフトバンクワールドで日本事業を強化と発表してから2年経ちますが、業界の方ご挨拶をする中で、こんな声をいただきました。

Google MapやYahoo Mapなどに挑戦するのですか?大変ですね。応援しています。

ここまで知られていないか、、、と愕然としてしまいました。やはり、説明不足か、、と思ってしまいました。社長、営業がんばります(従業員向け)。会社設立時の自己紹介noteも改めて、是非見てほしいです。大事なので2回言いますが、エンドユーザー向けサービスはやりません。私自身がもしエンドユーザーサービスが作りたくなったり、良いアイデア思いついたら、どなたかにお声がけします!

地図のUXをフルコントロールするということ
マップボックスの特徴を説明する時は、カスタマイズ性を一番にあげるケースが多いです。ただ、カスタマイズできる、という説明が自分自身またピンときていなくて、色々な表現を日頃試しています。

今日はUXをフルコントロールできると表現してみます。

アプリやサービスを作られている方にとっては当たり前の話ですが、UXはサービスを作る上で1番大事なポイントです。機能が一つ二つ多いよりも、高速で滑らかに表示されて、利用体験が統一感がある方がずっと大事です。

なので、サービスを作る人はUXのコントロールを持つべきだと思います。それが地図だからといって諦めてはいけないのではと思います。特に最近は、UberやLyft、日本ではDiDi JapanなどのMaasアプリをリーダーに、ZenlyなどSNSの領域でも地図がUXの中心に据えてサービス作りをする方々が増えてきている気がします。地図は優れたユーザーインターフェイスだと思うので、もっと研究が進んだり、流行って欲しいなと思います。

マップボックスのカスタマイズというのは、基本地図をカスタマイズして簡単にオリジナル地図が作れるというものでもありますが、こだわって全く作り替えることも可能です。

例えば、ヤフージャパン、例えばFacebook、Snapchat、Weather Channel。正直マップボックスの基本地図の影も形もありません。このくらい徹底的に作り込めますし、UXのコントロール権はお客様に委ねてあります。(ちなみにこれが、マップボックスのブランドが浸透しない理由。)そして、ここまで作り込んでも、マップボックスが提供しているレンダリング技術とインフラで、どんなに作り込んだ地図でも高速で滑らかに表示します。ちなみに、マップボックスのエンジニアの責任者(会社のNo.2)は、元AWSのGM。インフラのプロ集団です。

UXのコントロール権はお客様のもの。地図UXを作り込むための開発環境をご提供しています。基本提供する地図にカスタマイズをして簡単にオリジナル地図を作ることも可能ですが、作り込んでブランドならではのUXを磨き込むことも可能です。裏方のインフラは、我々にお任せください。どれだけカスタマイズしても滑らかに表示し、安定した地図配信を実現します。

個人的には、(投資会社、投資部門にも携わっておりますので)、スタートアップの方にどんどん使って欲しいと思ってます。地図をUXの中心にしたサービスはまだまだ少ないですし、ほかの選択肢の自由度の少なさから地図UXを諦めた方も多いのではないかと思います。

マップボックス日本社長に関する就任ポストをFacebookでした際に、Wilの松本 真尚さん(元ヤフーの大先輩)にお祝いいただきました。その後のやりとりで地図案件紹介をお願いします、とお願いしっぱなしになっていました。申し訳ありません。

画像6

地図案件って何?

地図案件は我ながら、言っている意味がわかりませんね(笑)

何かの課題解決をする上で、地図を中心にUX/サービス設計したいんだけと、作り方わからなかったりする案件=地図案件です。こんな方いらっしゃったら、是非お声掛けください。

私自身はまだまだ勉強中ですが、マップボックス・ジャパンの地図のプロたちが皆様のサービス作りをご支援します。

Meetup再開します!
マップボックスはコミュニティに支えられて成長したサービスです。日本では青山学院大学の古橋先生が手をあげてくださって、Meetupを開催してきました。コロナの影響でちょっと止まってしまっていたのですが、先生と相談して再開する事になりました。私も少しだけ登壇しますので、ご興味かある方是非ご参加ください。GL JS V2 (最近行ったメジャーアップデート)のご紹介とかを私たちからはご説明させていただきます。ご興味がある方は是非ご参加を。

申し込みはこちらです。 

長くなりましたが、これからマップボックス・ジャパンをよろしくお願いします。皆様、年末年始お忙しいとは思いますが、お体ご自愛ください。

関連記事:


2020.12.19
マップボックス・ジャパン 高田徹

著者
高田徹 | Toru Takata
マップボックス・ジャパン合同会社 最高経営責任者

2007年にヤフー株式会社入社、2013年より同社広告事業の製品開発及び事業開発の責任者。その後、2019年にZコーポレーション株式会社 代表取締役社長に就任。2020年5月にマップボックス・ジャパン合同会社CSO、同11月より当社CEOに就任。

2020年4月よりソフトバンク株式会社の技術投資戦略本部ほか、Zコーポレーション株式会社、および複数企業での責任者や取締役も兼任。

LinkedIn Profile