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マップボックス・ジャパンCEO高田のマガジン

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マップボックス・ジャパンCEO 高田徹の記事をまとめたマガジンです。
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#ChatGPT

生成AIを「4象限」で理解する

3月は年度末ということもあり、いつも以上に慌ただしくしていましたが、その分、多くの方々と対話することができ、ディスカッションを通して気づいたことがいくつかあります。 その1つは、「生成AI」について。昨年末にChatGPTがローンチされて以来、以前の「メタバース」に関する盛り上がりとは比べものにならないくらい、「生成AI」に関する見解が、賛否両論含めて数多く発表されています。 生成AIについて、さまざまな議論を目にしたり耳にしたりするなかで、自分なりに2つのことを考えまし

GPT-4で敏腕編集者になりきり、第二の故郷「越後湯沢」の魅力を考えてみた

前回、「『生成AI』は『検索』を代替しない」と題して、生成AIの可能性、キーワード検索との違いなどについてまとめました。 今回は、米OpenAIが次世代の大規模自然言語モデル「GPT-4」を公開した、ということで、さっそく生成AIと相性のよさそうな旅行・観光分野への活用法を、実際に使ってみることで考えていきたいと思います。 対象エリアは「越後湯沢」。 個人的な話になりますが、越後湯沢はこれまでも何回も訪れた場所であり、第二の故郷といえるほど、愛着のある土地です。 今回

「生成AI」は「検索」を代替しない──地図とGenerative AIの未来を考えてみた

前回は「メタバースとAIの先にある世界」という切り口で、AIが得意なこと、人間が得意なことを考えました。今回は、昨年末から話題を呼んでいる「ChatGPT」がもたらす「地図の未来」について、あれこれ想像してみたいと思います。 そもそも、「ChatGPTとは何か」について、せっかくなので、ChatGPT(AI=機械)に「ChatGPTについて教えてください」と質問してみました。 簡潔でわかりやすい回答ですね。ちなみに、下記が(人が書いた)ウィキペディアの内容です。 2カ月

メタバースとAIの先にある世界──2023年のスローガン「100C2」

2022年9月に発売され、発売後3日で「345万本突破」という驚異のスピードでユーザーを獲得している『スプラトゥーン3』(以下、「スプラ」)。遅ればせながら年末年始にプレイしたところ、その動きの速さ、おもしろさに感動して、「高田さん、ずっとスプラの話していますね」と会社で言われるくらい、スタッフにも熱く語ってしまっています。 ゲームのおもしろさはもちろんですが、私が「なるほど」と思ったのは、そのスピード感。プレイしているときは、脳が高速回転している感覚があり、ゲーム後は現実