なぜメタラーはハイトーンが得意なのか

 ボイトレなんかまともにしたことがなくても、大学生など若い人でメタラーの人って皆さん上手いですよね。同じ「カラオケで歌っていただけ」でもなぜここまで差が付くのかを考察してみました。

・仮声帯、ノイズ発声が開発されやすい
・歌詞が英語のため、自然と喉発音になる
・速い曲、難しい曲が多いのでリズムや音感が鍛えられる

 まず仮声帯ですが(詳しくは有料マガジンの最新記事参照)、デスメタルの愛好者でなくても「がなり」系の発声はかなり鍛えられると思います。それで自然と喉が育つことに。
 一方日本の楽曲でもがなり系はありますが、一歩間違えば喉締め話声のままただ怒鳴っている発声になってしまい、素人が真似するにはリスクが高いです。日本のロックの人は、本当に絶妙なバランスですごいと思いますが…。

 つまり、洋楽特にHR/HMは「聞き込んで真似をしているだけで自然とボイトレになっている」ということではないかと。「こんなの日本人には無理!英語だし」って思いますよね普通の人は。そこで諦めなかった人の勝利と言えるでしょう。

 もちろんボーカルがやりたくて挫折した人も多いでしょうし、最初から才能があった人が多いでしょう。しかしそれだけではない環境の差があるというわけで。

 「洋楽はカラオケでもウケないし、英語は無理!」という人はどうすればいいのか。ワンオクのTakaさんや福山芳樹さんなど、洋楽っぽい発声の人を真似するといいと思います。あとは、モテたいなど別の情熱も重要ですねw
 ヒトカラ2年くらい歌い込んで無理なら、さっさとボイトレするしかないですけどね才能のない人は。私がそうでした、はい。