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record of tokyo 4

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#フィルム

東京、絡み合って織りなす

先日、MAGAZINE一服の取材で話を伺っているときに、知人の名前が出て来て、その時は「どっかで聞いた名前だな」と思っていたけど思い出せず、後から書き起こしていた時に思い出した。まさかこんなところで繋がるとは。 今日は桃を売りつけてくる人に撮影中に絡まれて、私はとても不愉快だったが、仕事仲間の人が義理で買っていた。「いつかあの人にさ、助けられるかもしれないじゃん」と言って。そういうところ、本当にいいなあと思った。 写真を撮る時、あまり構図を気にしない代わりに、どれだけ多く

本当の本音が「little bit」

久しぶりにlykke liのlittle bitを聞いてた。これは2008年に出されたもので、当時はmy spaceという音楽のSNSがあって、私はそれで共有したような気がするけれど、今もnoteで共有してみる。 リッキリのリルビットっていう語呂の良さだけで曲の良さが分かる気がする。正直どんな曲でも良い曲と思ってたかもしれないくらい、ネーミングセンスがイカす。 あの頃、そんなことしか思ってなかったし、取り立てて好きな曲でもなかったけど、今になって流し聞いていると、ああなん

カルチャーの渦になりたい

下北沢に集合して、久しぶりに西川タイジ氏と会う。下北沢B&Bにて待ち合わせをした。B&B移転してて、下北沢QUEと同じビルに入っててびっくり。しかも待ち合わせ時間からちょうどイベントが始まってびっくり。普通に物色しにきたつもりだったので、私たちはイベントに参加せず、下北沢ケージで飲むことに。パクチー大好きなので、アジアン料理たくさんで嬉しい。ニッコリ。でもタイジ氏はパクチー嫌いだから、合わせてやったぜ、やれやれだぜ。ここは東京ピストルの方が運営していて、また新たに東京ピストル

「そういう日」

誰とも約束をしていない休日というのは、自由気ままな一日が約束されている。今日は朝早くから海へ行こうと思ったけれど、起きた時間は昼近くになっていた。海は諦めた。 人というのはあまり変わらない。学生時代から休みの日は時間が許す限り寝ていて、「ああ今日もまた一日ゴロゴロしてしまった」とボソボソ話すと、「まあ、そういう日もある。」と母は言った。そうか、別にいいんだ、そう思ってから休日はゴロゴロしっぱなしである。 こりゃいかん。と、いうことで今日は、洗濯したりデータを送ったりしたあ

みんなも探そう、楽しくて続けられそうなこと

以前書いたnote、「怒涛の6月」の写真が個人的にとても気に入っていて、このシリーズで向かい側に男の人を座らせて撮っていこうかな、と目論んでいる。 そう思いついてから撮った写真。 相当に酔っ払っていて、焼肉屋に付き合ってあげた。何か色々喋っていたけど、面倒臭いのであまり聞かずにとりあえず写真を撮ってあげた。目線はくれる、挑発的だけど。 ん〜いいですねぇ〜、良い顔ですねぇ〜。この向かい側シリーズだったら、面の良い男を向かい側に座らせて一緒に食事を楽しみつつ写真も撮れるので

シェアしたくない共感できない

彼女は古本屋で外国語の本を手に入れては、その本の気に入ったページを綺麗に切って、メモ帳や便箋として使っていた。その行為を初めて見たとき、非常に驚いた。だって本がとても勿体無いと思ったから。本を破って、それに何かを書くと言うことが、良くないことに思えた。罪深いような気がして、私には決して出来ない。 「それ、すごく勿体なくない?」 「そう?一人で持ってるよりシェアしたほうが良いかなって。どうせ古本屋の隅にいるくらいなら、私は誰かと共有したいかなって。…でもまあ、変だよね。」

人が少ない

このような仕事をしていると、土日祝関係なく仕事があったりなかったりする。職業は違えど、フリーランスの人は大体そんな感じで動いていて、今日が何曜日なのかというのはすぐに分からなくなる。 休日最終日の夜の電車が私は大好きだ。17時頃になると、街に出ていた人々は帰り始めるのか、20時ともなるとガラガラの街となる。あんなに沢山いた人たちは、どこへ行ってしまったのだろうか。エイリアンにでも連れて行かれたか。ヒョンヒョロか。21時頃に電車を乗ったら、車両に10人も居なかった。 とにか

2時間経ったら外へ出ろ、実体を感じろ

一日中ファインダーを覗く日もあれば、一日中モニターを見て作業する日もある。「2時間続けて作業したら、10分は目を休めないとダメだよ」と先輩に以前、忠告された。確かにそうだよなあ、と、心に留めておきながら、休憩でもiPhoneを見てしまう。最近、Netflixに加入してルパン三世を見続ける病を発症したりして、結果、目は起きている間ずっと酷使しているのであった。夜になると、右目の瞼だけ痙攣している日々。 だから、目を休めるためには、画面のない場所に行くことが大切だと気付く。家か

青色の温度

炎は赤色よりも青色の方が温度が高い、という話を聞いてからというもの、冷たく見えるものの方が、熱い何かを抱えているような気がしている。 真冬の青空とそれを映す冷たい空気の中にある窓ガラス。これらは何度くらいだろう。冷静に見える、冷たいあの人は、もしかしたらとても熱い奴なのかもしれない。

TOKYO littele sisters

展示が終わったその日は、バタリと倒れそうになったが、それをぐっとこらえ、仕上げていなかった確定申告を終えてからベッドに横になった。 夏に海で遊んだ友人が展示に来てくれた。彼女から展示のお祝いに、スミレ色の綺麗なネイルをもらった。この色の名前は「littele sister」と言うらしい。展示の帰りに一杯付き合ってもらって、元カレの話をウンウンと、まるで姉のように聞いてもらう。 ロシアの友人、アニャが来てくれた。まだ24歳の彼女は、私と6つ違い、私の実の姉との年齢差と一緒。