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同棲解消の予告を受けました

(前置き)
私はうつ病を患った友人と同居生活を送っているアラサーの会社員です。
友人との関係や日常について、「#日記」のタグで備忘録や頭の整理を目的にnoteを書いています。

昨日、友人から大事な報告を受けました。
『彼氏と1年半後に同棲を目指して貯金など一緒に取り組んでいく』とのこと。
遂に、私たちの同棲に終わりが見えました。
長かったような、短かったような。

友人のことだからいつかは恋人と一緒に住むのだろうなと思っていましたが、それと反して、何となくこのまま変わらない状態が続くのかもしれないという気持ちもありました。

一緒に住んで2年半が経ちます。
最初のころは必死に動いていたことを思い出します。

2020年12月 同棲開始(私は社会人3年目)
2021年7月 引っ越し
2023年7月 契約更新

2020年の夏頃、友人が職場での出来事が原因でパニック障害になり、休職していることを知りました。
傷病手当をもらいながらも少しずつ経済的に困窮していく友人を見ているのはつらかったです。

金銭面で支援したりもしましたが、それでも回復が見込めないことから、
友人を当時私が住んでいたワンルームに呼ぶことを考えました。
それからは、度々有給を使って新幹線で友人の家へ行き、休職中の職場との面談準備や、引っ越しの準備をしました。

狭いワンルームに友人の荷物全てを運び込むことはできなかったので、
実家に置かせてもらえるよう、両親に事情を説明して、協力してもらいました。

冬に辞職と引っ越しを済ませ、そこから半年ほどワンルームで一緒に暮らしました。
すごく狭かったなぁ。

引っ越す前は、職場の人や知人に会うのが怖いという理由で外に出るのも困難でしたが、遠く離れた土地にやってきてからはそういった心配もなくなったため、散歩したり買い物したりできるようになりました。

私が仕事から帰ってくると、いつも美味しいご飯を用意してくれていました。
何かしなくてはという焦りや不安と戦いながら過ごす日々は、責任感の強い友人にとってつらかったでしょう。
私が寝た後、キッチンでよく声を殺しながら泣いていました。

少しずつ日中の活動可能時間が増えてきてから、
友人は早々に再就職を考えました。
働いていないことが余程精神的な焦りや罪悪感を生んでいたのだと思います。
飲食店でのアルバイトや、簡単な事務処理の派遣を経て、保険業の事務をおこなう契約社員になりました。
一度、心の病で完全に倒れてしまうと、元の生活に復帰することは本当に困難で大変なことと思います。
友人は、本当に、本当に強かったです。

あの頃のことを、友人は今となってはよく覚えていないと言います。
記憶が曖昧なのは薬の影響も大きいと思いますが、それで良かったと思います。
友人にとってつらかった日々が、遠い遠い昔の出来事のように、霞んで薄れていくことを望みます。

今、前を、未来を見つめている友人を、人として心から尊敬しています。
友として心から幸せを願っています。

1年半後…というと2025年。
私も前向きに生きていきます。
同棲を解消する日も、お互いいつもと変わらずくだらないことで笑っていたいです。

準備頑張るぞ!!

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