見出し画像

初体験

まず初めにお断りしておきますが、エッチな話ではありません。先日初めて生で観た(聞いた?)落語について書きますね。

会場は地元のイオンモール。ホールに作られた即席の高座で三人の落語家さん達が出演されました。
私にとっては初めての落語でしたが、指定された席がなんと最前列!コロナ対策のフィルムが張られていましたが、それでも表情や仕草までよく見えましたよ。

四代目桂福團治さんと二人のお弟子さんが1時間半近くに渡って、上方落語と手話落語を披露してくださいました。
何もかもが初めての経験でしたが、興味深かったのが後半の手話落語。私はてっきり普通の落語に手話通訳が付くのかと思ってたんです。でも実際にはその真逆。お弟子さんの一人、福團治亭福壱さんは全く耳が聞こえない聴覚障がい者でした。福壱さんが手話で演じられた落語を別の人がマイクを通じて、言葉で伝えてくださいました。耳が聞こえる人も聞こえない人も同じように楽しめたんですよ。

私の隣でご覧になってたのは聴覚障がいがあるご夫婦でした。そのお二人も声を上げて笑ってらして。みんなが一緒に楽しめるって素敵だなぁと改めて思いました。

それにしても、落語家って物凄いエンターテイナーですね〜。たった一人で、顔や声の表情豊かに何役も演じ分けるんですから。もちろん衣装替えはなく、小道具も扇子や手拭いなど限られてるし。
師匠の福團治さんは手話落語を始められた方。そして弟子の福壱さんは、初めての聴覚障がいがあるプロの落語家なんですって。お師匠さん曰く「いろんな所に引っ張りだこで、師匠のわてより稼いでまんねん!」とのことでした。

落語にも手話にも興味が湧いた一日でしたよ。名古屋にも大須演芸場があるし、また生で落語を楽しみたいです。
たくさん笑って楽しい一日になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?