MA+OI アトリエ リノベーション
2021.06.06
Interior - 自社アトリエ
片桐 / 山下 / Takumi / Hinano / 高橋ランディ / 黒沢鑑人 / 零
竣工写真撮影 : 黒沢鑑人
MA+OIのアトリエ新設に当たって、Fuelwaのメンバーの力もお借りして、昭和42年築のリノベーションを行いました。
場所は浅草、雷門から徒歩3分。クリエイティブスペース『KAMINARI』の3階です。
実はここ、リノベーション前はもともと着物の着付け&撮影スタジオだったということで和室でした。
Before
現場を計測し、図面を制作。デザインを練っていきます。
今回は電気工事以外は外注工事は無しの、初の自分たちの手での大工事だったため、とにかく完成へ向けて作業をしました。
床材は塩ビシートだったため、剥がすとベニヤが出てきました。
写真奥の狭い部屋は一番最初に使われていたフローリングが!
というわけで、手前の部屋は床を下げ、奥はフローリングを活かした小上がりのある空間にしようという方向でデザインは進みます。
壁の石膏ボードを剥がし、間仕切り壁を撤去。床(パーティクルボード、基礎)を解体。天井はシートを剥がして、躯体が見えたところで石膏ボードの設置へ。
コーキング、ファイバーテープ貼り、パテ埋めを経て、次は床を作ります。
水平を図りながら木を敷き、パーティクルボードを設置。
高さが微妙に合わない場所は、端材でチップを作りはめていきました。
パーティクルボードの設置後、モルタルを壁と天井に塗ります。
左官職人さんを改めて尊敬しながらひたすらモルタルを塗りまくります。
作業を重ねてついに完成したアトリエがこちら…!
After
竣工写真は、いつもFuelwaにも参加してくださっている、フォトグラファーの黒沢鑑人さんにお願いしました!
▶︎ Instagram
https://www.instagram.com/kanto_kurosawa/
フローリングは撤去せず、一部屋のみフロアの高さを下げて小上がりに。間仕切り壁は撤去しましたが、壁に長い間息を潜めていた柱は残しました。
メインの部屋には大テーブルを設置。天板のみ制作していただき、ボックスを組み合わせて、撤去すれば展示会にも使用ができるようにしました。
天井にはライティングレールを取り付け。スポットライトを設置しました。
フロアタイルはストーン調のブラックでキュッと引き締めています。
完成したMA+OIアトリエ、作業はもちろんですが、交流の場にも、イベントスペースにも、そして何よりもKAMINARIが浅草のクリエイティブの拠点になれるようにも活動していきたいと思います!
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