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フランスの語学学校ってどんな感じ?~C1クラスの授業内容について~

Bonjour, tout le monde ! Maoです。
C1クラスでの授業もあっという間に3週間が経ち、冬のバカンスに突入したところです。
自分の振り替えや復習も兼ねて、C1クラスの授業内容やB2クラスとの違いについて書いていきたいと思います。B2ではどんな授業を受けていたかについては、こちらの記事もよろしければどうぞ。

Compréhension de l'oral(リスニング)・ Compréhension de l'écrit (読解)

リスニングと読解は同じ先生が授業を担当しているため、1つのまとまった授業という形で進められています。先生から配られたテキストを用いつつ、1つのテーマを2~3週かけて学んでいきます。1月の1ヶ月間はアルコールをテーマに、フランスのアルコールの歴史やアルコールと健康の関係性について学んでいました。

Compréhension de l'écrit(Synthèse)

C1から新たに加わったのがSynthèseの授業。2つ以上の長文を読み、その内容を要約するやり方を学んでいます。Synthèseで使えるような信頼性の高い記事の探し方や、文章の読み方も同時に習っています。

Compréhension de l'écrit(Argumentation)

こちらの授業では、論理的な文章の構築方法やその読み方を学んでいます。例えばある文章を読んで、その文章が意見文なのか、例を挙げている文なのかを考えたり、複数の短文を意味が通るように並び替えたり、というようなワークをやっています。

Production orale(会話)

フランス語でのディスカッションのやり方や、ディスカッションの際に用いるフレーズなどを学んでいます。B2までは個人やペアでのコミュニケーションが多かったですが、C1からは複数人のグループの中でも、周囲の意見を聞きつつどれぐらい発言できるかが問われている気がします。

Histoire culturelle et societale

フランスの歴史や文化について学ぶのがこの授業。La Marseillaiseやフランス国旗の成り立ちなどについて学んだり、ペアで発表したりする機会があります。 日本でいう歴史の授業に近いイメージです。高校の時の世界史で学んだ記憶を思い出しつつ、授業を受けています……!

Atelier : Cinéma

B2同様、自由に選択できる授業が2種類用意されており、私の場合はB2の時にとっていたものと同じテーマになってしまいました😅リヨンの語学学校に通っているということもあり、映画の成り立ちやリュミエール兄弟について、映画にまつわる用語(カメラワークや映画のジャンルなど)を一通り学んでいます。

Option : Littérature

B2のときはアニーエルノーの『空っぽの洋服だんす』という作品をセメスター内で読み切るという授業でしたが、今回は文学作品の抜粋を先生が毎回持ってきて、フランス語で書かれた様々な作品に触れるという授業内容になっています。

B2とC1、大きな違いってあるの?

レベルとしては1つ上に上がったわけですが、何が変わったのか少し比較してみたいと思います。

分からない単語の意味は先生ではなく、クラスメートが代わりに答える

B2のときは分からない単語が出てきた場合、先生が一通り説明してくれることが多かったですが、C1になるとその単語の意味が分かる、他の生徒が先生の代わりに答えることが増えました。

略語や砕けた表現も学ぶことが増える

1つの単語の砕けた表現もあわせて覚えたり、授業中にメモをとる際も単語を省略して書いたりなど、B2よりもよりネイティブなフランス語者が使う言葉を学ぶことが出来ている気がします……!

おわりに

クラスがC1に上がり、日々をなんとかやり過ごすので精一杯な毎日ですが、バカンス後もなんとか乗り切りたいです……!この記事が、フランスの語学学校に興味を持っている方のお役に少しでも立てれば嬉しいです。

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