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vol.1 戦略的に変えていくこと

コロナ期の大きな変化は、個人事業主の集まりのような組織から、メンバー一人一人の想いや、それぞれの強み弱みを相互に理解した上で「チーム」としての体制を整えたことです。

緊急事態宣言が発令され、D’ACTIONも5月いっぱいの臨時休業を余儀なくされました。
そんな中で、まずは会社としての体制の整理と強化、また再開時により良いサービスをお客様に届けるための準備のために時間を使うことを決めました。

かねてより親交のあったTSIホールディングスグループでアメリカ発のスニーカー、アパレルブランド「UNDEFEATED(アンディフィーテッド)」や「BAIT(ベイト)」を展開するスタージョイナス株式会社の経営企画室 藤田翼さんに組織開発のための研修をお願いしチームメンバー全員で受講したり、アスリートのマネジメントを行うFirst Chapter株式会社社長でブランド作りのプロフェッショナル小濱寿通さんにブランドワード作りやプレスリリースの作成などプロモーション面に関して全面的にサポートいただきました。


あれから4ヶ月が経ちますが、結論から言うと私たちは組織として大きく成長できたと感じています。


〜自分たちはどうありたいのか〜

研修でまず行ったことは、自分たちの「あり方」を決めること。


・仕事をする上で自分たちはどんな成果を得たいのか
・そのためにはどんな行動をするのか
・それをするのは誰で、どんなあり方で業務に取り組むのか


これをメンバーそれぞれで考え、共有し、まとめて定義しました。

これまでのD’ACTIONは、「表参道にある、アスリートと理学療法士が在籍する一つのパーソナルジム 」で、それはただ事実を並べただけのものでした。

今回、自分たちの持っている本質的な価値や自分たちの進んで行きたい方向を考えた上で、これからのD’ACTIONのあり方を以下のように定義しました。


For カスタマー No.1のハイクオリティー コンディショニングダイエットジム


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まずは、来てくださるお客様のことを一番に考えられる組織でありたいという想いから「For カスタマー No.1」で「ハイクオリティー」なジムであること。次に、自分たちがお客様に提供できるサービスを「コンディショニングダイエット」というワードで定義しました。

D’ACTIONにお越しいただくお客様含め、世の中の人々の多くは、寝不足・食べすぎ・飲み過ぎなどの「体の不調」は自覚できますが、「自分が好調であること」は自覚できていません。また、現在のフィットネス業界は、多くのジムでは”ダイエット”を目的に食事制限とトレーニングメニューが組まれ、また一方でヨガやピラティスは身体と心を”整える“目的で行われます。

私たちD’ACTIONのトレーナーはアスリートと理学療法士であり、アスリートは試合に向けて絶好調を作るためにトレーニング、食事、休息などコンディショニングを行う、いわば自分の好調を作り出すプロフェッショナルとして、理学療法士は体の構造を知り尽くした人間の機能を改善を行うプロフェッショナルとして、それぞれの知識と経験を融合させたプログラムでお客様の身体づくりをサポートすることができます。
好調の作り方がわかれば、今よりもっと充実した毎日を送っていただける。
ただダイエットをするだけでなく、お客様にとっても好調の作り方を一緒に作り上げていけるようなジムを目指していこうと決めました。


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(ブランドを作る上で、小濱寿通さんに作っていただいた自社のポジショニングマップ)


これに沿ってマーケティングのやり方も変えました。

ただ、BEFOREーAFTERの変化を提供できることを主張するのではなく、「生涯に渡ってお客様の好調作りに伴走できること」を訴求すべく、戦略的にホームページも作り変えました。


(参考)変化の様子はこちら

以前作成したランディングページ →   現在のホームページ 


〜共通言語を作る〜

「あり方」の設定に加え、これをより事業に落とし込んで、戦略的フォーカス(メンバー全員で合意した目標)を設定しました。
戦略的フォーカスでは、2020年10月31日の期末までに達成したい売上金額という定量目標と、「(お客様に)自分史上最高のライフスタイルを提供し、」「(自分たちは)変化を楽しむ会社になる」という定性目標が含まれています。

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また、これを達成することを1つのプロジェクトと捉え、①売上管理 ②マーケティング ③カスタマーサクセスの3つに担当を分け、これをまとめるPMO(プロジェクトマネジメントオフィサー)に私三輪、最終意思決定者として社長の三宅さんというように体制を整えました。

これにより、メンバー一人一人が会社の経営状態を意識しながら、それぞれの役割の中で、すべきことを考えながら動けるようになり、また、お客様を理解しようとするあり方と、コロナ期で変化しなければいけない環境をも楽しんで成長しようという組織のあり方が設定されました。

誰かに決められたのではなく、自分たちで決めたあり方と目標だからこそ、それを追求するため日々の行動がより自主的で意思のあるものになりました。

次回以降、実際にサービスとマーケティングをどう変えていったのかについて書いていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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