糖質(血糖)の重要性
今回は糖質(血糖)についてお話しします!
糖質と聞くと何が思い浮かびますか?
米、じゃがいも、砂糖、お菓子、フルーツなどなど
糖質のイメージとしては、甘くて美味しい
このイメージが多いのでは無いでしょうか?
今日は、甘くて美味しい以外の糖質の働きや作用、
不足すると何が起きるのか?
などをお話しします!!
◯糖質の役割
糖質の役割それは、、
身体のエネルギーを作ることです!
エネルギーが作れないと、
筋肉や身体の細胞、そして脳にエネルギーを送る
ことができません。
筋肉や身体の細胞に関しては、
脂肪や蛋白質を糖質に変えることで、
エネルギーを作ることができます。
しかし、脳に関しては主に糖質から
エネルギーを作っています。
また、脳で全体の20〜30%の糖質を消費すると
言われています。
つまり、糖質が不足(低血糖状態)になると、
筋肉に力が入りにくくなるだけでなく、
脳の機能障害をきたしてしまいます!
そして、脳の機能障害により
ホルモンや伝達物質に影響を与え、様々な不調を
引き起こします。
◯糖質不足(低血糖時)で生じる症状
糖質不足により生じる症状について説明します!
①カテコールアミン過剰
→血糖値を上げる物質。低血糖状態が続くと過剰になります。
【症状】
・交感神経優位な症状
=手足の冷え、頻脈、便秘、立ちくらみ、発汗など
・精神的症状
=感情の制御できない、攻撃的、引きこもりなど
②コルチゾール過剰
→カテコールアミンと同様に血糖を上げる働き。そのほかに、抗炎症作用や抗アレルギー作用、抗ストレス作用がある。
【症状】
・アレルギー症状
=アトピー、鼻炎、喘息など
③甲状腺ホルモンの分泌低下
→カテコールアミン、コルチゾールと同じく血糖を上げる作用。低血糖状態やコルチゾール過剰により分泌が低下する。
そのほかに、代謝を上げたり、脂肪分解を促進する働きがある。
【症状】
・交感神経優位な症状
・LDLコレステロール値上昇
・代謝低下
・痩せにくい
④アルドステロン
→コルチゾールと同じところから分泌される。主に身体の塩分調整作用がある。
【症状】
・手足のむくみ
⑤性ホルモンのアンバランス
→エストロゲンとプロゲステロンのアンバランスにより、不調が生じる。
【作用】
【症状】
・無月経
・月経不順
・月経前症候群(PMS)
・LDLコレステロール値上昇
難しい言葉が出てきましたが、
このように、糖質が不足するだけで、
様々なホルモンや物質に影響が生じてしまいます。
◯まとめ
・糖質の役割は身体のエネルギーを作ること
・筋肉や細胞、脳のエネルギー源となり、
脳はほぼ糖質のみがエネルギー源となる。
・糖質が不足すると力が入りにくくなるほかに、
脳の機能障害により、自律神経やホルモンの
バランスが乱れてしまう。
・長期間糖質が不足することにより、
交感神経優位な症状、精神的な症状、代謝低下、
痩せにくい、浮腫みやすい、月経不順、無月経
などの症状が出てきやすい。
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