細胞内のcAMPを増加させ、脂肪燃焼効率を高める。cAMPを増加させ、体脂肪を落としやすくする成分の紹介
タイトルにもあるcAMPとはcyclic adenosine monophosphate:環状アデノシン一リン酸のことです。
これは細胞内でセカンドメッセンジャーとして機能します。グルカゴンやアドレナリンといった脂肪燃焼に関わるホルモンはファーストメッセンジャーであり、細胞外から細胞の受容体に対して働きかけます。
これに対してセカンドメッセンジャーは、ファーストメッセンジャーの情報を細胞が受け取った後、その情報を細胞内で伝達し実際に代謝に影響を与えるための二次的に形成される情報伝達物質のことを言います。ファーストメッセンジャーだけでは細胞内の化学反応は起きません。セカンドメッセンジャーが細胞内で働いてくれて初めてファーストメッセンジャーの情報が体に影響を及ぼします。
cAMPとはセカンドメッセンジャーであるというのがまず一つ。
そして次にcAMPの働きについて。
cAMPの働きは燃焼ホルモンであるグルカゴンやアドレナリンなどの情報をうまく伝えるためのセカンドメッセンジャーです。
グルカゴンやアドレナリンがうまく細胞に働くと脂肪の分解や、肝グリコーゲンの利用などが高まり、体脂肪はエネルギーとして燃焼されやすくなるということです。
ここまでを一言でまとめると、細胞内のcAMPを増加させることができれば、より効率よく体脂肪を減少(燃焼)させられるようになるということ。
cAMPを増加させるものは??
(とりあえず三つに厳選)
①カフェイン
コーヒーや緑茶を生活に取り入れてみましょう。カフェインはホスホジエステラーゼ(Phosphodiesterase)という酵素を阻害します。この酵素はcAMPの合成や脂肪燃焼に関わる酵素を阻害してしまいますから、このホスホジエステラーゼという酵素を阻害することは、脂肪燃焼の効率化を図る上では重要です。
②クルクミン
ターメリックに豊富な成分です。クルクミンは骨格筋におけるcAMPの増加が期待できます。これはつまり、運動する際、より脂肪をエネルギーとして利用しやすい状態になるということ。体脂肪を分解してエネルギーを作り出す効率が高まることは、すなわち運動中の体脂肪の減少速度が加速するということです。毎日の食事のどこかに、ターメリックを付け加えてみてください!
③フォルスコリン
これはインド原産である、コレウスフォルスコリという植物の根に含まれる成分です。この成分はサプリメントとしても販売されています。この効能としては、アデニル酸シクラーゼという酵素を活性化させ、細胞内のcAMPを増加させるというもの。よって脂肪燃焼も活性化しやすくなります。そのために減量用サプリメントとして利用できるというわけです。
今回の記事はこれで以上です。
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