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癌に対抗できるEGCG「緑茶の強み」

緑茶に含まれる成分で、カテキンというものが存在していることは世間一般的に認知知られていると思います。カテキンにもさまざま種類があります。中でも緑茶に多く存在するのが、今回のテーマであるEGCG(Epigallocatechin-3-gallate)です。

EGCGと癌細胞の壊死、成長抑制の関係について紹介します。



この記事では詳しく触れませんが、EGCGには今回触れる癌細胞に対抗する力があること以外にもさまざまな健康効果があります。

・肥満予防
・糖尿病予防
・虫歯予防
・抗菌効果
・SOD: Superoxide dismutase
 (スーパーオキサイドデスムターゼ)の増加
・グルタチオンの増加

抹茶の脂肪燃焼効果についての記事はこちらから!
https://note.com/manzoulifestyle/n/n2ca5bfb015be




ではメインテーマに入っていきます。

EGCGが癌細胞を制御するプロセスを二つ紹介します。


①FAS:fatty acids synthase(脂肪酸合成酵 
 素) の抑制。


この酵素は癌細胞が自身の細胞の構造を形成する際必要になるものです。このFASという酵素の働きを阻害することで癌細胞の活性を抑えられるようです。そしてEGCGは脂肪酸合成酵素阻害薬のような働きをすることで癌細胞でのFAS発現を抑制し癌細胞の成長を抑制します。


②癌細胞へのグルタミン供給阻害

癌細胞はグルタミンとグルコースをエネルギーとして生存しています。EGCGは癌細胞のグルタミン代謝を阻害するようです。言い換えると、癌細胞のエネルギー供給経路を断てるということです。ここで疑問となるのが、グルタミンを阻害してしまって不足の心配はないのか?という疑問です。答えは問題ない、です。そもそもグルタミンは非必須アミノ酸、つまりは他のアミノ酸から作れるため病気もせず普通に食べている人なら必要に応じてグルタミンはしっかり作られます。健康な人が日常で緑茶を飲んだからといってグルタミンが不足すると言うことはないと考えていいと思います。


参考になれば幸いです。







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