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貧困や教育格差に対抗する方法は自分を物語の主人公にする事である


前回の記事でいかに逆境的環境の出自の子供達がいかにその貧困や教育格差に立ち向かえるかを書いてみました。

その① 英語で貧困から脱出する

その② 文化資本の違う彼氏や彼女と早めに付き合う

しかしこれらの方法はあくまで個人個人の対処療法であり、諸悪の根源は日本と言う国が何十年に渡るデフレに陥り、国の経済力は徐々に削がれて、国自体が貧困化している影響がもろに国民にかかっているのが、子供の貧困化や教育格差の原因です。日本がマシになればこんな問題は問題にすらなっていないのですが、政治の体たらくでしょう。これは当分は改善しません。

では最後に個人がやれる事で、アンラッキーにも親ガチャで失敗してしまった若い人達が何とか貧困から抜け出し、教育格差の被害者にならずに済むのか?

それは
その3 自分をいかに物語の主人公にできるか?
だと思います。

ここからは少し酷な事を書きます。

そもそも何で自分を悲劇の主人公ではなくて、逆境に立ち向かう俺、私ってカッケェーと言う物語の主人公にする必要があるのか?

それはそれしか貧困にあるあなたと言う環境の自分を奮い立たせる方法がないからです。

貧困家庭のあなたには様々な人生の試練が襲ってきます。まずは学がないし、礼儀やマナーと言った社会常識も恵まれた家庭の子よりも劣りがちです。服は汚く、貧困の習慣が早くも10代で身体に染み付いていきます。

また進路も私立高校や大学は選択肢から外れており、何なら親は大学なんて行くなと言います。もちろん大学に入っても入学金の援助や仕送りなどはなく、卒業と同時に何百万の奨学金の借金は決定です。同級生はそれら全てを親に払って貰いかつ、ダブルスクールで大学に行きながら専門的な学校に通って人生の幅を広げます。ひいこらひいこらここまで来ても、それでも社会はあなたに親に感謝しろ、と言ってきます。

どこかの記事で書いてありましたが、貧困による最大のダメージは、いろいろな選択肢があると言うイメージすらできないと言う点にあると言っていました。進学、留学から始まり就寝に至るまで、そういう世界があると言う選択肢すら想像できない人生の視野狭窄に陥ることだと。

これらの幾多の逆境を例え乗り越えたとしても、誰もここまでやって来たあなたを褒めてくれる人はいません。
あなたの葛藤を理解したり、その忍耐強い歩みを認めてくれる人は出て来ません。だからこそあなた自身が、あなたと言う物語の主人公である自分自身に酔って盛り上げる必要があるのです。

他人と上を目指す闘いではなく、自分の中の闘いにシフト


あなたは訳もわからぬまま壮大なハンデ戦を戦うように人生に放り込まれます。自分がハンデを背負ってるのも分からずに、周りはあたかも平等な闘いと言う風体で10代から20代に渡る闘いを駆け抜けなくてはなりません。

そんな時に彼ら恵まれた家庭の子供達と自分を比べていたら、足りないものや無いものしか見つからず、どうしようもないはずです。貧困やそれにまつわる精神的ストレスと言う重荷100kgを背負っているあなたには闘う気すら削がれていくでしょう。ある者はここでドロップアウトしたり、非行に走ります。人生は更にハードになっていきます。

如何にしてここを踏ん張れるかは、あなた自身を物語の主人公に捉えて、後の周りの奴らはあなたを盛り上げる脇役ぐらいに考え、

こんな逆境的な人生を何とかサバイバルして頑張ってる俺って、私って、カッケェ!

と自分で自身を盛り上げて頑張って行くしかありません。何度も何度も挑戦してはダメではあるが、それでも少しずつレベルアップし、向上する自分。決して周りより秀でている訳ではないが、こんなタフな環境はお前達には無理だな、とか言いながら自分主人公感を楽しめば良いのです。

他人と比べて上を目指すのではなく、あなたの貧困な環境からここまで頑張って来た自分は大したもんだ、そう自分で自分を褒めてあげる、こう言う事が非常に大事だと思います。それを誰かに褒めて貰う必要はありません。誰も褒めてなんてくれませんし、自分が分かっていればいいんです。自分にあるものであなたはここまで頑張ってきたんだと。それは何より誇らしい事だと思います。


最後にFirst take スティーブンAのおっさんの英語です。内容は東京オリンピックで70人の陽性が出た事を受けて大会は中止すべきだ、と言う内容です。

それぞれの地域や国の人々は、こんな時にオリンピックなんてやりたくないと思っている。私はそれだけでも大会を中止すべき最もな理由だと思っている。

スティーブンAのおっさん、私もそう思います。
こういうスポーツイベントで半分の人間が反対していてるのにやる大義はありません。


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