20200331 diary

最近感銘をうけたnoteの記事。

日頃、好きなことを仕事にしたいなぁと思う。

漫画家の自叙伝的作品が好きで、さくらももこの「ひとりずもう」、東村あきこの「かくかくしかじか」、藤子不二雄の「まんが道」あたりは私にとってバイブルだ。

どの作家も、才能はもとより、漫画家になるためになりふり構わず筆を走らせた。へたくそでも、道具がなくても、ただペンを走らせる。睡眠時間を削って、評価されなくても、先に成功をつかむ同志を見ても。「漫画家になる」と疑わずに邁進する。

努力至上主義な思想はあまり好きではない。努力すればどんな夢でもかなう、努力しなかったから夢がかなわない。結局、今の自分は過去の自分の削りカスでしかない。自分を否定されているような気がするからだ。

そもそも好きなことってなんだろう。

日々、メイクや服を着ているから、そりゃ流行のファッションを調べたり、買ったりするのは好きだ。でも、服をデザインしたり、コーディネートするのは得意じゃない。マンガやアニメも好きだから、話題になる作品には目を通すし、好きになれば追いかける。だからといって、絵を描いたり、物書きをするわけではない。

供給されるものを消化することしかできない自分にも腹が立つ。
でも腹を立てて終わり。
なにかするわけでもない。

今の仕事は、メーカー事務だが、仕事自体は性に合っている。コツコツした作業は好きだ。だからといって一日中同じ作業をするほどマメではないので、電話対応やら、販促チラシを作成したり、色々と掻い摘んで仕事が出来るのは楽しい。

有給が取りにくいことと、理不尽な上司の意味不明な指示と、月に一度の土曜日出勤は嫌だけれど。

どの仕事についてもそれは変わらないだろうし、ならば在籍年数で昇級する今の会社にいるメリットの方が大きいかな、という思いが強い。

それでも、どこかで不満なのは、旧態依然とした会社組織が歯痒く、出来れば対人関係による軋轢がなるべくない環境であったり、毎朝同じ時間に起きなければならない苦痛がなくなって欲しいと思っているから。

前述した漫画家に、それらがないとは思わないが、それがあっても耐えられるような「好き」があるからだろう。

「仕事」と「好き」が合致している人が羨ましいと思う。特に目立つ職業(漫画家やアイドル、スポーツ選手などこどもの夢の職業ランキングを占めそうな)に、出会えた人。

いずれも、私には合致しなかったものだから、羨望の眼差しをむけるだけだ。

世の中もっと私の知らない職業で溢れていると思う。でもそこにたどり着けず、今日ももだもだと一日を終える。



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