卵かけご飯の醤油を探すポイントは?
卵かけご飯って、人気ありますよね。新しい醤油を手に入れた時、卵かけご飯で試しますね!って、コメントをいただくことが多いんです。2020年にスタートした大好物醤油シリーズは、醤油のパッケージにイラストが描かれた24種類なのですが、圧倒的に卵かけご飯が人気です。
ちょうど、卵かけごはんパッケージの在庫がなくなりそうなのですが、一種類だけを追加発注をすると印刷代が割高になってしまい、どうしたものかと頭を悩ませています…。
醤油の個性で分類してみると
さて、本題の卵かけご飯と醤油の相性について、職人醤油のラインナップをチャートにするとこんな感じです。縦軸と横軸をどの要素にするかが難しかったのですが、縦軸がだしの有無で、横軸は醤油の主張の強弱です。
縦軸:上側は純粋な醤油/下側はだし醤油
横軸:左側は醤油の主張は控えめで塩味は強め/右側は醤油の味わいが強く色は濃いめ
醤油の種類に置き換えると
もう少し具体的にみていくと、横軸はこの順番に並んでいます。一般的に流通している、いわゆる普通の醤油(濃口醤油)をセンターに置いて、左側が白醤油、淡口醤油。右側が再仕込醤油、溜醤油です。
左の2つは醤油のうま味は控えめで塩味は強め=レモンや塩をかけて食したい素材との相性がよいイメージで、卵かけご飯だと卵そのものをしっかり楽しめる印象です。
一方で、右の2つは熟成期間が長めでうま味がたっぷり系=ソースをかけて食したい素材との相性がよいイメージで、素材の味わいに醤油の味わいを重ねていいくような味わいを楽しめます。
おいしい卵と普通の卵、醤油を選ぶとしたら
おいしい卵が手に入った時は左側の醤油をおすすめしたいです。スイカに塩をかけると甘く感じるのと同じ原理で、素材のしっかりした味わいを引き立てる食べ方です。
比較的安く売られている卵には濃厚な醤油をかけてあげると、卵のなめらかさと醤油のうま味が重なり合って、両者の相乗効果が発揮された味を楽しめると思います。
黄身を醤油漬けにするのもありです
卵黄を醤油とみりんに漬けるだけなのですが、これで卵かけご飯をすれば、ワンランク上の味わいを楽しめると話題になっていたようです。作り方はとにかく簡単。
醤油の種類でも漬かり方は違います
白醤油や淡口醤油で漬けると黄色が残って、味わいも黄身そのものが活かされます。一方で、再仕込醤油や溜醤油で漬けると色も濃くなり、より重厚感があって深い味わいに分かれる印象があります。
大切なのは漬ける時間
漬け込む時間が長くなると、当然色も濃くなりますが、それよりも固くなります。卵かけご飯にするなら12時間までがおすすめです。
それより長く漬けると固形感がしっかりしてしまい、卵かけごはんとしてサラサラ食べられる感じにはなりません。漬け込みすぎた時は、おにぎりの具として使うのがおすすめです。
詳しい漬け方などは以下を参照ください。
どうぞ、素敵な卵かけご飯ライフを!
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