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書籍紹介⑥『夢をかなえるもう』(臼井正己他著、青志社)

『夢をかなえるゾウ』の次に本書を紹介するのって、ちょっとズルいと思いますか?私はちょっとだけズルいと思うタイプです。

いわば『コバンザメ』のようなものです。
コバンザメはサメではありません。コバンザメはおでこに小判のような吸盤があり、サメのお腹にくっついて一緒に移動していきます。

まさにサメとは運命共同体。

『夢をかなえるもう』もまた、『夢をかなえるゾウ』という大ベストセラー本に吸盤をくっつけるかのように、タイトルの由来をまだ知らない人に説明する度に、臼井氏や私が『ゾウ』も宣伝をすることになります。

このように、両者は主従関係みたいなものであり、『夢をかなえるゾウ』の著者が『夢をかなえるもう』や臼井氏を認知しているかは分かりませんが、知名度の圧倒的な違いから『もう』から『ゾウ』への一方的なリスペクトであることは現段階で間違いないでしょう。

さて、両者の違いは何か?
1、『ゾウ』は単著、『もう』は共著。
2、『ゾウ』はベストセラー作家、『もう』は(ほぼ)無名作家。
3、『ゾウ』は物語風小説、『もう』は自叙伝。
4、『ゾウ』は、13年間で5巻、『もう』は3年で3巻。『もう』は100巻まで出すことを臼井氏が宣言しています。

そして何より、感動の誕生秘話があるのがこの『夢をかなえるもう』です。それでは簡潔に説明しましょう。

若くして『転職王』等、いくつかの本を出版した臼井正己氏は、残念ながらどれも大きなヒットとまではなっておりませんでした。

臼井氏が「今はまだ無名だけど、心の中ではNo.1な人を応援する」企画、名付けて『無印本命プロジェクト』を休止していたところ、人気YouTubeチャンネル『令和の虎』に志願者として出演することを決意します。

「これだ!これで無印本命をまた集めて、本にするんだ!今度は経営者たちのお墨付きだ!」

きっと、そんな思いだったことでしょう。
この『令和の虎』は、テレビ番組『マネーの虎』の続編で、志願者が5名の投資家(虎)に、自らの事業をプレゼンし、認められれば投資または融資を受けることができるというルールです。

百聞は一見にしかず。
こちらからどうぞご覧ください。

私は、本編の方が好きなので、コア臼井ファンはこちらをどうぞ。

条件付きAllとなった後の結果はこちら。

こうしてできた本。
それが『夢をかなえるもう』なのです。
どうですか?感動しましたか?
私は、純粋に動画が面白くて本を買いました。

そして、肝心の本書の内容についてです。
12人の無印本命が執筆しています。

本書については、出版の後に令和の虎の虎の1人、茂木社長と臼井氏が対談しており、茂木社長はその動画の中で、(本書を読んで)「臼井さん以外は面白かった。」と感想を述べました。

私の個人的な感想を述べると、臼井氏も他の方も『夢を語っている』という点で充分魅力的だし、もしかしたら茂木社長は、生身の臼井氏が強烈に面白かったので、それと比較すると本書の臼井氏は物足りなく感じたのではないかと思います。あくまで憶測ですが。

私自身、フィクションよりも自叙伝やノウハウ本の方が好きだし、本書のように「夢をかなえようと一生懸命な人」や「それを応援する人」もまたとても魅力的に感じます。

次はあなたも『夢をかなえるもう』に載ってみませんか?

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