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満福寺がクラウドファンディングに挑戦する理由

こんにちは。
京都市中京区にある。満福寺の住職。また、境内にある六満こどもの家の園長をしいています。しゅうちゃんです。

満福寺では7月1日から9月12日までの期間でクラウドファンディングに挑戦中です。

なぜクラウドファンディングに挑戦しているのかを皆さんに少しでも知っていただいて、住職の想いに少しでも共感していただければ、ご支援・応援をしていただければ嬉しい限りです。

また、満福寺のクラウドファンディングの事をお友達や知人にシェアや拡散しいてただくことで支援の輪が広がり、満福寺が日本一幸せになれる素敵なお寺に近づくことができます。

重ねて、よろしくお願い致します。

なぜ満福寺がクラウドファンディングに挑戦するのか!?

満福寺では『満福寺令和大改修工事』を8月1日より開始しようと計画しています。
大改修工事の内容は

  • 山門の復建工事

  • 鐘撞堂の設置工事

  • 庭の作庭工事

他にも色々ありますが、大きく3つの工事になります。

現在の満福寺には山門がありません。

現在の満福寺

そもそも、お寺の「山門」というのは寺院が山に建てられたことから由来しています。

しかし、後の時代になると、たとえ山中でなく平地であっても、「加賀山満福寺」のようにお寺に山号がついていることからお寺の門が山門(さんもん)と呼ばれるようになりました。これは、お寺というのは、世俗と離れた世界と言い表すことができます。

世俗と離れた世界というのは仏様と向き合うことができる、唯一無二の特別な世界であります。

つまり、家庭でもなく職場でもない第三の場所。あなたの心を癒してくれる特別な空間が「お寺」だと私は考えています。

そして実は、満福寺にも平成28年までは立派な山門がありました。


以前あった満福寺の山門は、「平成の満福寺大改修工事」で師匠であった一乘上人が病気を患い、余命一年と宣告されながらも命をかけて建立されたものです。

しかし、その山門が平成27年の六満こども園園舎(認定こども園)の建替え工事で撤去せざるおえなくなりました。

元々は、こども園園舎建替え工事完了後に山門を復建する予定でしたが、「消防法」の関係で戻すことができないということになり、どうしようもない現実に日々悩みながら、現在まで山門がない状態が続いていました。

しかし、今回の六満こどもの家(夜間保育園)・洛中児童館合築園舎の耐震建替え工事の計画を進める中で、

奇跡的に!!

山門が復建できることになりました。まさに、歴代上人様たちの想いが今回の大改修工事に繋がったのだと運命を感じています。

運命とは「命を運ぶ」ということ


運命という漢字は「命を運ぶ」と書きます。

当たり前ですが自分の命は一つしかありません。そして、あなたの命も間違いなく一つしかありません。

その一つしかない命をどう生きるかは自分次第ですが、自分の命は自分だけの物ではなく、その元を辿っていくと両親、そして祖母父、ご先祖様がいないと自分の命は今ここに存在しないのです。

自分の命を10代遡ると1000人以上。20代遡ると100万人以上のご先祖様たちの命の繋がりが存在することになります。

そして、その一人でも命の繋がりが欠けると今の自分は存在しないのです。今の自分が存在するということは奇跡的でそれだけで幸せなことなのです。

つまり、運命とは良い悪いではなく、今ある自分の命を次の世代に運んでいくことだと思います。

クラウドファンディングを通して、師匠をはじめ400年以上続く歴代上人様が繋いでこられた多くの命の繋がりを運んで、次の世代に引き継げるような、100年後もお参りしたいと思ってもらえるお参りに来られる一人でも多くの人を幸せな気持ちにできる素敵な満福寺にしたい。

そうなる為には、山門や鐘撞堂が絶対に必要になってくるのです。

私、一人の力では何もできないかもしれませんが、皆さまのご支援が集まることで不可能も可能になると信じています。

六満こども園の子ども達にも「できないから諦めるのではなく、まずは挑戦してみることが大切なんだよ。挑戦することで誰かが助けてくれるかもしてないし、協力してくれるかもしれない。だから、やってみることが大事なんだよ」と伝えています。

笑顔で「皆さまのおかげで令和大改修工事が無事に完了し、素敵な満福寺にぜひお参りに来て下さい」と言えるように、温かいご支援・応援していただけると嬉しいです。

よろしくお願い致します。

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