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最後のひとくちは、せつない。16時間、至高のチーズケーキ

「これ、もう食べたくない。おいしすぎて」

ひとくち、ふたくち、と食べ進めた友人がフォークを置いて言った。
まさか同じことを思っていたとは。

そう、このチーズケーキは
あまりのおいしさに食べたくなくなるのだ。

付き合いたてのカップルが「幸せすぎて怖い」などと溢すことがあるが
その感覚に近いのかもしれない。
こんなに幸腹でいいんだろうか…と考えずにはいられないチーズケーキ。

どう美味しいの?と聞かれると難しいが、こんな特徴だった。
自分の表現力の至らなさで伝わらないのが悔しい。

・チーズが2層になっている
・上の層は塩味が効いている
・濃厚だけどくどくない
・ざくざく感がうれしいタルト生地
・おいしすぎて次の日もう一回バスを乗り継いで食べに行った

大学生の長期休暇に出会ったから、もう6年前か。
片道16時間、お金も30万以上かかるけど
人生で絶対にもう一度食べないといけない。

ドイツのベルリンに複数店舗あり。
他の欧米旅行のときでも
このためにわざわざドイツに行く価値があるとわたしは思う。

時々思い出してはGoogleのレビューや
実際に食べてレビューしているブログを読んだりする。
それぐらい、まだ未練が残っている至高のチーズケーキです。

(サムネの写真はhttps://typica.jp/narratives/roasters/five-elephant/より引用しました)


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