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四則演算で分析してみた その1 ~Hot Wheels編~

皆さんはHot Wheelsを知っているだろうか。アメリカの玩具メーカーであるマテル社のミニカーブランドだ。今日はHot Wheelsの売り文句が本当かどうか分析してみたいと思う。

梅雨が明け脳みそが溶けそうな暑さが続く中、ガリガリ君を求め某コンビニにピットインしたときの話。お菓子売り場を通るときにふと目をやるとコンビニらしからぬ商品おもちゃが置いてあった。商品は「Hot Wheels」というミニカーだった。ミニカーといえばトミカ、その他にはチョロQ程度しか知らないので「Hot Wheels」についてスマホで調べてみたところ、アメリカの玩具メーカーであるマテル社のミニカーブランドらしい。しかもその売り文句が、

「全世界で1秒間に10台売れている!」

凄そうな気もするけど凄さが良くわからん。「売れていること」をアピールしたいのならちょっとコピーライターセンスないんちゃうか。と感じたことはもちろんであるが、それよりも何よりも、

ほんまか??

と感じたため、本日はHot Wheelsの売り文句が本当かどうか分析してみたいと思う。

分析方法は次の①②の手順で、単純な掛け算と割り算を行うだけだ。
①1秒間に10台売れる→1年間で何台売れているか計算する。(単純な掛け算)
②公表されている資料の年間総売上高を日本円に換算し、1台当たりの単価で割り返す。(単純な割り算)

①から計算してみよう。
まず1年を秒に換算する。※1
60(秒)×60(分)×24(時間)×365(日)=31,536,000秒
次にこの秒数に10台売れているわけなので、
31,536,000秒×10(台)=315,360,000台

②を計算してみよう。
https://www.statista.com/statistics/814802/gross-sales-of-mattel-s-wheels-brand-worldwide/)上記URLによると、2021年のhotwheelsの売上高は1068.3百万ドルである。現在円安であるが、1ドル=110円として換算すると、日本円で1175億5130万円となる。
1068.3百万ドル × 110円 =1175億5130万円となる。
この数字を350円/台で割ると、
3億3575万1428台となる。

①②を比較してみると、
315,360,000台-335,751,428台=-20,391,428台
約2000万台の差がある。問題はこれが大きな誤差かどうかであるが、
②の販売台数に対する差分は約6%であり、為替レート設定金額や、各国の単価の相違を考慮すれば、誤差の範囲内といえると筆者は考える。

ほんまに「全世界で1秒間に10台売れている!」のか?については、

YES!!

である。

なお、金額に置きなおすと、
350(円/台)×315,360,000台=110,376,000,000(円)
約1,100億円である。

ゲーム会社のカプコンは、2022年3月通期の連結売上高が1,100億円である。世界規模とはいえ、ミニカーだけで1,100億円の年間売上に至るようであるが、Hot Wheelsのブランド力は凄まじいものがある。

トミカのミニカーやタミヤのラジコンなんかは1秒当たり何台売れているのだろうか??

可能であれば、今後四則演算で計算してみたいと思う。

以上

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