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四則演算で分析してみた その14 ~カードゲーム市場編①~

春うららかな季節。気候も良い日々が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回の記事はトレーディングカードゲームの市場についてだ。オタクのメッカ秋葉原や愛知県のカードゲームショップに強盗や窃盗が入っているニュースを目にすることが多くなった。日本国内のみならず海外においても元ゲームショップ店員がポケモンカードを盗んだことが報じられている。
(物騒な世の中だなぁ)と思いながら、(この状況はひと昔前のスニーカーブーム時のエアマックス狩りを彷彿とさせるような賑わい方に通じるものがある)と感じた筆者達は、このトレーディングカードゲームの市場規模がいったいどの程度なのかが気になった。そこで早速調べてみたというのが今回の記事執筆の動機だ。

東洋経済社の記事(※1)によると、2021年は市場規模が約1800億円であり、過去最高の市場規模であったようだ。
記事の原典である日本玩具協会の統計資料(※2)にもあたってみたが、市場規模は前年比で約45%増加している。
2020年度:約1220億円
2021年度:約1780億円

国内玩具市場全体に占める割合も計算してみたが、結果は次のとおり。
2020年度:約24%(国内玩具市場規模約5210億円)
2021年度:約30%(国内玩具市場規模約5820億円)

ついでに2020年度と2021年度の市場規模の差分を引き算で見てみると、
国内玩具市場:約610億円の増加
カードゲームの市場規模:約580億円の増加
増加に占める割合が何と95%!!
国内玩具の市場規模拡大を牽引しているのは圧倒的にカードゲームといえそうだ。
 
一応chatGPTにも聞いてみたらこんな答えだった。
Q1:トレーディングカードゲームの市場規模は?
A1:トレーディングカードゲームの市場規模は年々拡大しており、2021年には約22億ドルに達しています(出典:Statista)。この市場は、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域で最も成長しており、特に日本ではトレーディングカードゲームは非常に人気が高く、多くの企業が市場に参入しています。また、デジタル化の進展により、オンラインでのトレーディングカードゲームも注目を集めています。
Q2:2030年までのトレーディングカードゲームの市場予測は?
A2:トレーディングカードゲーム市場についての予測は、複数の業界団体や市場調査会社によって行われています。一般的には、トレーディングカードゲーム市場は、今後も持続的な成長が見込まれています。具体的な数字については、2021年時点での市場規模が約19億ドル(約2,000億円)であったことから、2030年までには20億ドル以上(約2,200億円以上)の市場規模に達すると予測されています。特に、新しい技術やデジタル化によって、トレーディングカードゲーム市場が進化することが期待されています。また、トレーディングカードゲームの人気は、新しいライセンスやコンテンツの登場にも大きく左右されるため、今後も新しい作品やキャラクターの登場に注目が集まると考えられます。

世界規模か日本規模かどの粒度で市場について調査しているかを自分の中で明確にしていくなど、思考の壁打ちには良いかもしれないが、まだまだ精度が荒い回答だなぁという印象。
 
強盗や窃盗につながるぐらい市場が過熱しており全体の市場規模が拡大しているのは裏が取れたように思うが、問題はどのカードゲームが市場規模の拡大を牽引しているかだ。
東洋経済社の記事によれば、世の中にはあまたカードゲームがあるようだが、市場を牽引しているカードゲームは、概ね次のようなものらしい。
・ポケモンカード
・遊戯王
・デュエルマスターズ
・ワンピース

筆者達はカードゲームに疎いため、これらカードゲームの名称を聞いてもいまいちピンと来ないのだが、次回は記事に記載されている各カードゲームの市場規模を分析してみたい。
データがあるかどうかはchatGPT次第というウワサ!?

以上

※1 東洋経済2022年10月5日「「トレカ市場」がまったく衰えない納得の理由 2021年は約1800億円と過去最高の市場規模を記録」(https://toyokeizai.net/articles/-/622428)
 
※2 一般社団法人日本玩具協会玩具市場規模データより(https://www.toys.or.jp/pdf/2022/2021_data_10bunya.pdf

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