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あの日の選択・迷わずに、迷った。

あの日の選択
瞬時にして完ぺきな選択

迷わずに 迷うことに決めた

速すぎる電車が 旅の景色を味わう喜びを
失わせてしまうように

しっかりと選び取る実感を奪い去ってしまう
近道や抜け道は必要ないって

だから迷うことに決めた
誰のものでもない 自分の道だから
自分の目線で 時間をかけて
歩いていきたい

誰かと比較するのは 時には必要かも
でも それに頼るのは無意味
・・・横に君が佇んでいてくれれば
それがたった一つの僕の指標


そして道は続き
ものごとが襲い掛かり
さすがに、僕も成長した
だから、
あきらめずに あきらめることにした

まっとうに生きるって大切だけど
自分を捻じ曲げて作る「まっとう」なんて
ホンモノのわけがない

表面だけ取り繕うのはめんどうだし
いつかポッキリと折れて 結局は二度手間

だから かっこいい 悩まない人生あきらめ
ぶかっこうでも自分らしいスタイルで行くよ

そばに君がいて 見守ってくれてれば
時間かかっても どんな場所にだって
たどり着ける自信 僕にはあるんだ

やがて
さらに時は進み
僕の肩にもいくばくかの責任がのしかかり
滝のように垂直で激しかった悩みは
毛細血管のように細分化されて
僕の世界のほぼすべてに渡り
捨てきれずに 捨てた

馬鹿みたい、って言われるようなプライド?
そうじゃない
これを捨てて生きていくのなら
この先はずっと二次元 白黒の世界

見せびらかすためじゃなく 誰も傷つけない
小さな光みたいなプライド

これを守るために
僕が捨てたのは「安定」

とても不安だったけれど
君も同じ方向を見ていてくれた
この喜び
とても伝わりっこない

僕のプライドは君といること、で保たれてもいるから
これを守るためなら
ほとんどすべての意地や虚飾は捨てられる

君と僕との間で輝く
見せびらかすためじゃなく 誰も傷つけない
小さな光みたいなプライド

見てて この小さな誇り
いつか 僕たちの行く末を照らせるくらいに
大きく輝かせるから

見えないものを見て
聞こえないことを聞く
触れないものを作ろうとしている

側に君がいれば 世界はホント未知数で素敵
一度 絵の具のレッテルをすべてはがして
自分たちであたらしいパレットを
作っていくみたいな気持ち

これを<愛>って呼ぶ前に
自分たちで名前を付けよう
そして そのために生きていくんだ
なぜなら 僕たちは選んだから
退屈を選ばない人生を

そしてその瞬間に選ばれた

お互いから

お互いのパートナーであることを

永遠に

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