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思考力は「余裕」が生んでいたという発見。

こんにちは。
オーストラリア生活も2ヶ月が経ち、街中をトキが闊歩している姿にもすっかり慣れました。(最初はけっこう困惑した)

さて、絶賛英語がしゃべれません。高校卒業してからまともに英語を勉強してなかったわけで(大学時代の必修英語はまじめに授業出てなかったのでカウントしない)、約14年ぶりに英語に向き合っているのですが、面白いぐらい「聞けない、しゃべれない」。

今シェアハウスに住んでるんですが、アイルランド人やインド人と夕食を囲みながら複数人で話していると、会話が速すぎて本当に何言ってるのかわからない。たまに質問を振られても短くて中身の無い返答しかできないのが現状です。ストレスすごい。

それだけでなく、予想していなかった大きな問題に直面しています。それは「思考力の低下」です。明らかに考える力が弱くなってるんです。例えば今日、語学学校で「面接(Job Interview)」を想定したスピーキング練習がありました。決して驕っているわけではありませんが、たぶん僕は面接が得意な方です。心の内面を見つめる会話が好きだし、さらには面接官側も多く経験しているからです。

なのに!ほとんど何もしゃべれませんでした。もちろんこれは僕の英語スピーキングスキルが低いために「言いたいことがあるのに言えない」ことも大きな理由なのですが、どうやら原因はそれだけじゃないんです。なぜなら、質問の回答である「言いたいこと」すらも考えられなくなってるからです。頭に回答が浮かんでこないんです。

思考力が低下している…

明らかに考える力が弱まっていると感じます。ただ、たぶん僕の頭が悪くなったわけではなく(そうであってほしい)、なんとなく脳がうまく動いていないように感じるんですよね。PCの動作が重い時の鈍い感じというか…メモリが足りていないようなイメージ。この現象がかな〜り興味深かったので、自分なりにその要因を考えてざっくり可視化してみました。

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当たり前ですが、脳が一度にできることには限りがありますよね。普段日本語で大事なことを話す時って、話すことと聞くことにはそこまで脳のメモリを使わなくても自然にできちゃうと思うんです。だから考えを深めることにストレスなくメモリを消費できる。

でも、僕が英語で考える場合は「相手が何を言っているか?」「この後どんな単語と文法を使って話そうか?」というコミュニケーションの部分にほとんどのメモリを持ってかれちゃってるんですよね、たぶん。だから「考える」ということが十分にできず、中身の無い発信しかできなくなってしまうという。

解決策は「コミュニケーションの余裕」

どうしたらこの問題を解決できるんでしょうか?

そういえば今の会社に転職した当初…初めての職種だったこともあり知識も乏しく余裕がありませんでした。お客さんへのプレゼンの場では「準備した資料を正確に説明する」「相手が何を言っているかをちゃんと理解する」だけに終始し、相手からの質問に対する回答が一切浮かばず「持ち帰ります」しか言えず。たぶんこの時も脳のメモリの問題だったんだと思います。

でも、今ではまったく問題なく話しつつ聞きつつ考えられます。なぜか?それはもちろん知識と経験が蓄積されて自信がつき、話す聞くの「コミュニケーション」の部分に余裕が生まれ、会話しながら十分に思考できるようになったからだと思います。

この時と同じように余裕が生まれて、「頭で考えたことに、自然と言葉がついてくる状態」を作ることさえできれば、きっと英語でもっと深い話ができるようになると思います!

…いやそれが難しいんですけどね!!!つらい。

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