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食品工場経理担当の備忘録 3 実行した事・売上と製品 3.5 売上分類と製品整理
1.部門売上作成の準備
目標の一つである部門別PL作成に欠かせないのが、”~部門売上”という形のデータ作成であり、その為には売上の分割が不可欠でした。
分割に際して最初に実行したのは、現行オフコンシステムから製品をまとめて、そのデータを変換し、試しに製品コード順に並べてみました。
そのデータの一部が下の図です
![](https://assets.st-note.com/img/1654244111638-1mafyvjKyz.jpg?width=800)
最初の一桁目が、部門を表す設定になっていたので、製品コード順に並べ替えを行い、部門売上がどの程度進められるか、確認する事にしました。
結果的に、部門分けは出来ましたが、同一部門内の製品をまとめグループ化した方が管理しやすいと気付き、基準作成を始めました。
その内容が
① 製品種類
② 仕様・用途
③ 特徴・品質
などを順番に数字コードの桁数に割振り、使用原料や製品状態で種類、用途や形状を含む仕様の他、限定品と定番及び品質などを基準としました。
勿論、作成に要する時間の長期化は承知の上で、精度を挙げる事を優先した選択で、後に工夫を加える事で、様々なメリットを生む結果になりました。
分類作業を進める中で、作業を進めるには製品の製造工程把握の必要性を痛感し、工程表作成を先行したのは、正解だったと実感できました。
2.更なる工夫の必要性を感じる
更に作業を進めると徐々に同一製品でも、内容量や形状等の違いで区別出来るよう選択範囲を広く設定する必要性を、強く感じるようになりました。
理由は、内容量や形状の違いは別工程で時間の他に様々な差が生じ、形状の違いで単位が変わる場合がある事を、工程表作成で知っていたからでした。
それらの違いはまさしく、原価計算形式が異なる事であり、別データとして区別して取り扱わなければならない事を、意味していました。
そこで、コードの桁数に余裕を持たせ7桁とし、更に、システム登録時に製品名の前後に用途・内容量などを入れ、別コードに出来るようにしました。
製品数増加より、作成した原価計算形式に、全ての製品を当てはめる為、データを詳細に検索出来るようにする、目的を優先した結果の判断でした。
3.完成したコードによる分割概念
今までの要素を含ませ、完成した製品コード付の概要を、”実行した事3.3販売価格と単位”で使用した図を使い、簡単に表したのが下の図で、
![](https://assets.st-note.com/img/1654503639937-UDblqlIAfx.jpg?width=800)
この様な形で分割整理を行うと、製品名とコードは増加しますが、中間分類の増加を抑えて製品の整理収納が可能だと、気付く事が出来ました。
これらの作業の道筋が見え始めたこの時期、”Windows’95・日本語版”が発売開始、弊社は発売翌々年に導入され、全作業が勢い付く事になりました。
導入年の年末にはPC・LANシステムも稼働し始め、作業の流れは一気に加速して行きます、それはまさに新しい時代の幕開けを意味していました。
長くなりそうなので、今回はこの辺で。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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