見出し画像

”3 実行した事”を書く前に         現状分析・こんな処見てみました

以前の投稿で”、考えた事2.0現状分析”を一連の原価管理作業のスタートとした訳ですが、”実行した事”を書く前の補足として、少し中身に触れます。

1.現行システムのどこに注目?

2.0で書いた通り、あの時点で新システムに移行が決まっていた理由は、売上集計だけでは、会計転用可能な仕訳データが少なすぎるからでした。

営業目線の比較データ中心で出力され、経理目線での必要データは、現金売上と売掛金関係の仕訳用の集計結果のみでした。

試算表を作成可能な量の仕訳用データを、抽出可能なシステムが必要であり、注目すべき点は間違いなく、この部分と感じていたからでした。

そこは元々他社のシステムをアレンジしただけなので、仕方の無い事と諦め、他に必要と思われる部分を探す事としました。

そして見つけたのが、製品をまとめて部門として集計出来た点で、ここに手を加える事で、より詳細なデータが取れれば、面白いかなと思いました。

2.人材(協力者)候補を探す

新システムには営業に加え、経理目線でもデータを取る事を目指し、オンライン業務を含む、比較的頻繁にシステムを操作する社員と話をしました。

年の近い営業担当・総務担当を中心に話をしたところ、総務からは意見・要望を聞けましたが、営業からは無く、皆、今抱える仕事で手一杯の様子した。

この段階で、既に営業担当は、協力者候補になる事を要請するのは難しく、候補から外さざるを得ないと、判断するしかありませんでした。

改めて、総務担当を見ると、やはり電話対応、受注、入力、集計作業、結果の帳簿への転記等、現行作業に苦心しており、状況は営業と同じでした。

仕方なく、空いた時間に、意見・要望を掘下げて、具体的事例などを聞くに留め、作業の上積みとなる協力要請は、行わない事にしました。

この時点で、ここから先は一人での作業実行が確定した訳ですが、既に売上データを変換利用していた為、実現に向けた手応えは感じていました。

3.外部協力に追加した事

外部協力に関しては新しい取組である為、高い経験値を持つ協力者の確保は不可能で、対応については現状維持以外の、選択肢はありませんでした。

ですから、ここからは後日談で、部門別PL完成後の外部応援の話です。

会計事務所には、部門PLの数字の信憑性や、業績内容の捉え方の整合性の検証依頼と、改善の為のアドバイスや、質問への回答などを加えました。

又、経営陣に対する報告についても、従来の方法に加え、信憑性と整合性がとれた部門PL数字の報告と説明を、追加でお願いしました。

原価計算に向けて、現有資産を利用できれば楽と考え、実行してみたのはこの様な事でした。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?