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言葉に対する甘えを捨てよ



絵本が好き。



純粋

簡潔

雑味が無い


絵本を読んでいると、大人向けに作られた長文が「言葉数に甘えた言い訳の塊」に見えてきた。

他人の文章をそう言うつもりはないけれど、自分の作った文章は、うーん…
「言葉に甘えてはいないか」と言われると、否定し切れない。

言を並べ、文字数を稼ぎ、「これだけ書けば良いだろう」と、書いたこと自体に満足してはいないか。

その本質は。

伝えたかった事柄を述べる為の、本当に必要な言葉はそこに在るか。


歳を取り、知恵を付けるとはこういうことか。と思った。


色んなモノに邪魔されて、本当に伝えたい言葉が見付からない。

きっと、使いこなせない程の言葉を集めてしまったからだ。


出来るだけ簡潔に書こうとした今期、何一つ書けなかった。
辛うじて及第点をやれるのは最初の一つくらい、後は消す。


言葉に対する甘えを捨てるとは、斯くも難しいことか。


適切な一言を述べるとは、何万の長文を書くよりも難しい。


自他を知り、驕りを捨てねば叶わぬことだ。

打算も無い、無垢な瞳を取り戻そう。



幼子が満面の笑みで言う『美味しい』には、どんな食レポも叶わない。



そういうものだろう。






ありがとう、だいすき。