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双極性障害を引き起こしたのは冥王星オポジション?!

私の月は蟹座の1度に位置します


ふと、冥王星が180度反対側の山羊座の1度〜5度あたりを進行していた頃っていつ頃なんだろう、そして私は何歳でどんな影響があったんだっけ、と思い返してみました。

私は1989年生まれの現在35歳です。

冥王星が山羊座に入ったのは2008年。

その後、逆行と順行を繰り返し、私の蟹座1度にある月と何度もオポジション(180度の角度)を取りました(誤差5度くらいまでを考慮して下に記しています)


2008年11月27日11時04分 山羊座 0in冥王星
2009年04月05日03時00分 冥王星 逆行開始 03山羊座17
2009年09月12日01時12分 冥王星 順行開始 00山羊座39
2010年04月07日11時02分 冥王星 逆行開始 05山羊座25
2010年09月14日14時09分 冥王星 順行開始 02山羊座47
2011年04月09日18時28分 冥王星 逆行開始 07山羊座3

およそ、2008年11月から丸2年くらいがタイトに角度をとっていた時期になります。


この頃、私は19歳〜21歳頃。
音楽大学に通い、ピアノを弾いていました。
大学1年〜3年と言った頃でしょうか。


正直、この時期に起きた大きな出来事は思い浮かびません。将来への不安と、日々に追われて精一杯だった。

だけれど、この少し後くらいに限界がきた出来事があります。

大学4年生の頃、とうとう限界がきた

というかんじで、身体がボロボロになってしまいました。日々の練習の頑張りすぎで、心と身体はもうはなればなれのところにありました。

そして、その頃に私の人生に大きく影響をもたらしてくれた鍼の先生との出会いがあります。


まだ若かったのもありますし、限界の限界までがんばってようやく破壊され(笑)再生が起きたということかもしれません。
私はネイタルに太陽と冥王星のオポジションを持っているため、冥王星慣れしていたのかもしれません。

鍼の先生に出会った時、最初に持った感想は、「こんな大人がいるんだ!!」でした。
私は家族にも両親にも環境にも恵まれていましたが、ずっとずっと不安で怖くて辛かった心を真正面から見つめてくれた大人は、この鍼の先生が初めての出会いだったんです。

そこから自分の心を癒す旅がはじまりましたね。
ヨガを始めたのもこの頃ですし、身体の声を無視して練習し続けることはできないんだ、ということを学びはじめました。

もともと緊張しやすい、凝りやすい体をどう扱うのか、そしてその凝ってしまう身体になる原因となる思い込みのようなものにも向き合いはじめましたね。

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ところで、私にはまったく生年月日が同じ友人がいます。生まれ年も同じで、出生地も同じ東京都。男の子です。

彼の生まれた時間はわかりません。
ですが、彼はその少し後に双極性障害一型で4回も精神病棟に強制入院することを繰り返しています。
引き金となったのは、会社の威圧的な上司だったと聞いています。

その経験が少し落ち着いた後、彼と2人で会ったことがあります。
全く生年月日が同じだと、やっぱり興味の方向性って似るのだな、と思いますが、私は占星術、彼は陰陽五行論に詳しくなっていました。

その時に彼に
「どうやって生きてきたの?よく生きてきたね。」とか
「〇〇さんももし精神科に行ったらなんかしらの薬は処方されているね笑」と言われました。

私も、自分はそのような境遇にはならなかったものの、
ああ、そうなってしまうのもわかる気がする。と
自分の人生につきまとう、エネルギーの強さのようなものを自覚したような感覚でした。

生年月日が同じ彼とは、お互いの人生の苦労を認め、褒め合いました。
私たちはエネルギーが強い星があるからうまく使いこなせないと、その星にやられてしまう。
西洋占星術でいえば冥王星に呑まれてしまうのかな、という感覚です。


私の場合は、音楽高校に入学してから
それはそれは厳しい師匠に毎日毎日しごかれる日々でした。
私の太陽とオポジションをとる冥王星はその師匠のイメージです。

やることなすことすべて否定されて、(師匠はその気は多分ないですが、私の心はそう感じることも多々ありましたね)
自分ということよりも、客観的な(オポジション)視点から徹底的に鍛えられました。

そんなふうにして、
限界以上のエネルギーを日々使い果たすような毎日を送っていたので、私は躁鬱のような症状でのエネルギーの噴出はなかったようです。


・・・月と冥王星オポジションの話から
太陽冥王星の話になってしまいました。


ところで冒頭の話に戻ります。
私の蟹座の1度の月の後は蟹座の5度の火星と、トランジット山羊座の冥王星がオポジションをとっていたはずですが、その頃は大学を卒業し、ピアニストとして日々の仕事に奮闘していました。

本当に忙しく、自分の限界を超える、自分の力をだしきるようなチャレンジの日々がつづきましたね。


いま35歳になりますが、
あの日々は、冥王星がなせる力だったのだなあなんて、ちょっぴり懐かしく感じたりもします。
自分の内側から湧く力ではなくて、外部からの強制力のようなものに刺激されて、とにかく死に物狂いで努力を続けた時期。
あそこまでの底力は、いまは正直湧いてきません。

冥王星は怖がられることもあるけれど、
地球に生きる肉体の限界まで、力を引き出そうと突きつけてくれる愛があるように感じます。


大変だったけれど、充実した日々でもありました。

でももう一回はやりたくないけどね!笑


沙紬


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