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ただ、それだけを信じていたい。

もう何度、口にしてきただろう

何度も何度も


おはよう
と変わらないくらいの
軽さで

笑顔を向けるのと
変わらないくらい

何でもないことのように
当たり前のように

口にしてきたこと

最後にあなたに
伝えたのはいつだろう


その言葉とともに
あなたに向けてきた視線
あなたに向けてきた笑顔


あなたを見つめる
わたしの顔は
今どんなだろう

どんな目であなたを
見ているだろう



あの頃の軽さや明るさ
輝きではない
今のわたしも


何度も何度も
伝えようとしている

何度も何度も 
伝えている

この手で触れて
この手から
わたしの中から
あなたの中へ


今も
変わらない気持ちが


あなたの全身へ巡るのを
触れるこの手で感じてる


あの頃より
伝わりゆくのを
感じてる


見えないけれど

たしかに触れる
たしかに感じる

それだけを信じていたい

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