都市の中の遊び心
ヒュンダイアウトレットビルの前に、おきあがりこぼしみたいな形状の、大人が乗って遊べる遊具がたくさん置いてありました。
グルングルンと回転しながら悲鳴や歓声を上げて、みんな自由に遊んでます。
あまりに楽しそうな様子に、わたしもさっそく挑戦。
ワー
超楽しい。
コマが一回転するとき思いきり頭が後ろに倒れてあられもない格好になります。
それがやってるほうも見てるほうもめっちゃおもしろい。
キャー😂😂😂
夜は8時くらい、気温は氷点下。
でも歓声につられてどんどん人がやってきます。
なになに、なにやってんの、なにこれたのしそう!!
遊ぶっていいよね。
大人になってから遊ぶのは特に最高。
こんなのが何の説明も注意書きもなく唐突に置いてある街っていいな。
すぐ近くには、あの世界的建築家ザハハディドがデザインしたビルもあります。
流線形で有機的なデザイン、プレアデスから来た宇宙船みたいでめちゃくちゃかっこいい。
現代アートがたくさん置いてありました。
ピアノもある。
もちろん演奏できます。
歩いてるだけで楽しくなるビル!!
いいね、わくわくします、ビルなのに巨大な生命体のなかを歩いてるみたい。
ザハ建築、実際に見れてうれしかったです。
向かい側のビルからなんとか全体像が撮れないかとがんばってみましたが、巨大すぎておさまらず・・・
いやー日本、完全に負けてるわ。
高校生の下着の色まで指定してくるようながんじがらめの国と、どっちがいいか明白ですよね。
ソウルはとにかく、街中が遊び心にあふれていました。
世界はインスタ文化、それがもたらす経済効果をよくわかっていて、規制するよりどんどん撮ってもらう方向にシフトしています。
あと駅とか車道とか、歩きやすいです。
そもそも街中の揉め事は人との距離感からおきるわけで、だったら最初からそのストレスを減らすシステムを先回りして導入しよう、という意識を感じます。
たとえば地下鉄に切符はなくて、全部リサイクルカード。
デポジット込みの料金でもちろん払い戻しされます、ついでに車内マナーの広告がかわいくデザインされてます。
地下鉄のモニターも、お年寄りには席を譲ろうとか、災害時の避難誘導の和み系アニメが流れ、自然とトラブルが減るような仕組み。
日本みたいに下品な吊り広告なんてひとつもない。
妊婦さんに至っては最初から専用の席が用意済み。
これが先進国というものだよね。
あと、屋台がすごく充実してて、街にも駅中にも、ふつうにあります。
お腹がすいたら誰でもすぐに、手作りの暖かいものがさっと食べられる文化。
なんだかとってもいいなあ。
日本は屋台といえば裏でヤクザがいるとか、規制がどうのこうの、とめんどくさすぎます。
罪悪感と相互監視で陰湿に拍車がかかってます。
大人の対応をすればすむだろう、というところでいちいち同調圧力がかかるあたり、むしろ幼稚なんじゃないかとすら思えてきます。
やっぱり旅は学びがありますね。
価値観が広がります。
狭い日本にいたところで、島国根性で無知なまま。
博士は、天才は良いものをすぐ取り入れる、一流であるほど自分のやり方を変えて行ける、と言ってました。
隣の国の良いところをお手本にするのは自国の迅速で大きな進化に直結します。
遊び心は、見習ったほうがいいですね。
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