出したものが返る(マスク編)
こないだうちにサージカルマスクがいっぱい送られてきたって話しを書いたんですけど、そのつてでさらに段ボール一箱分のサージカルマスクがまた送られてきました。
500枚。
全部あげました。
あげたのはみんな、医療現場や介護で働いてる人たちです。
すごく喜んでもらえました。
情けは人のためならず、人助けは完全に自己満足です、自分がそうしたいからそうしてるだけ。
前回も書いたけどわたしはたまたまラッキーで、家でのんびりできてるんです、でも世の中にはこんな状況なのに働きに行かなきゃ行けない人がたくさんいる、ましてや医療や介護現場でマスクが必要な人はたくさんいる、その人たちのところではなくわたしがたまたまマスクを大量に手に入れられたのは、ただの偶然ですし、家でのんびりしてる自分にできることなんて「じゃあマスク送るか」っていう、それくらいしかないわけです。
たかが500枚、分けて送ったらさらに少ない、現場でマスクを日替わりで使わなきゃいけない人にそんな程度の数送ったところで焼け石に水ってやつです。
でもやらないよりましなんですよね。
浜辺のヒトデの話し、知ってますか。
浜に打ち上げられた大量のヒトデ、放っておけば全滅です。
ある人が、ひとつひとつ拾っては、海に投げて返していました。
それを見ていた通りすがりの誰かが
「そんなことしても、全部は助けられない、その行為に意味はあるのか」
とその人に聞きました。
その人は「そうだね」と答えたあと、また一つヒトデを拾って海に投げ返しながら、
「でも少なくとも、あのヒトデには、意味があった」
と答えるのです。
人助けなんてそんなもんです。
それでいいじゃないですか。
微力も集まればすごい力になります。
わたしは何回も体験してるからよく知ってるんですけど、こういうときに善行をやっておくと、結局先の未来で自分がめちゃくちゃ助かるんですよ。
何かよくわからないラッキーが起きて、自分が救われるんです。絶対なんです。
だからやってるだけです、もちろんふだんお世話になってる人とか、友達にマスクあげて、喜んでもらえるのはすごいうれしいです。
でもそれだけじゃない、そういう偶然を見逃さないことが大事なんです。
くり返すけどうちほんとマスクいらないんですよね、黒マスク持ってて、しかもわたしはデスストランディングっていうゲームの影響でこの冬からテックウェア系のファッションが好きで、この黒マスクはお気に入りです、洗って使えるし、中にキッチンペーパーとかはさむとかなり遮断性も出るし、そもそも外にほぼ出ないし、だからサージカルマスクいらないんです。
そんな自分の目の前に大量にサージカルマスクが来た、そしてその瞬間に何人かの顔が浮かぶ、そうだあの人たちに送ったらきっと役立ててもらえるなって、それが啓示だからそれに従うだけです。
良いことするとめっちゃ最高の気分です、自己満足です。
完全に自己満足です。
だってこれを読んだ人の中には「自分もほしかった」と思う人もいるかもしれないけど、全員にはあげられないです、自分の知ってる人にしかあげられないし、その時点で自分のエゴなんですよ、とても人助けなんていえるレベルのことじゃない。
それでいいと思います。自分のやれることの限界を正確に知るのも大事です。
ほんとはこういうのは黙ってるほうがいいんですけど(隠徳)わたしはこうしてしゃべって、せっかくの徳ポイントを半減させてるわけですが、それで「じゃあ自分も何かしようかな」って思う人が一人でも増えたら最高なんで、書いてます。
そんでねみんなにマスク送ってまたうちにはマスクゼロになりました。
でも翌日近所の薬局でサージカルマスク売ってるところに偶然居合わせて、買うことができました。
そこの薬局はマスクを早朝に売るのやめて(並んで買い占められるから)、ランダムな時間帯で売り始めたんですけど、たまたまタイミング合ったんです。
しかも、次の日も別の薬局で、別の時間にたまたま見つけて、買えました。
マスク出したらマスク返ってきた。
法則ってそんなもんですよね。
この2袋でじゅうぶんです。
ちなみにうちにサージカルマスクがたくさん来ることはもうありません。
あの段ボールで終わり。
おもしろかったです。
病院や介護施設で働くみんな、どうか無事に元気で、むりしないで、この時期を乗り切っていってほしいです、遠くからだけど、応援してます。
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