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good coffee fest@大阪に行ってきたよ

はじめに

年に1回の日本のスペシャルティコーヒーの祭典、good coffee festに行ってきました。

そもそもスペシャルティコーヒーとは、一般的な喫茶店で飲むコーヒーとは違い、産地や農園単位、精製方法や焙煎工程までこだわり抜いて淹れられるコーヒーです。

ロースタリー、コーヒーショップ単位で大きく豆の個性を引き出されたコーヒーは味わい深く、他にも色んなコーヒーを飲んでみたいという気持ちにさせてくれます。

そんな日本のスペシャルティコーヒーの有名店が一同に会する祭典がgood coffee fest。4枚綴りのチケットを買い、店をめぐり紙コップに各店自慢のコーヒーを試飲していくスタイルです。

かくいう私もこの祭典に友人に連れられスペシャルティコーヒーの奥深い世界にハマったクチであります。1年ぶり2回目の参加となった今回も、楽しませてもらいました。コーヒー結局7杯飲んだっていう…

特に印象に残ったコーヒーを順に記していきます。気になった方は近くのコーヒーショップを覗いてみたり、オンラインで注文してみてはいかがでしょうか。

1.Coffee County@福岡

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前回のgood coffee festでも出店しており、自家焙煎のそのコーヒーの味わい深さは随一のものがあります。1度福岡に行った際にもこのコーヒー屋に行きました。

ここで試飲していたコーヒーは、エチオピアロースト。抽出はドリップ。エチオピアの独特な紅茶のような酸味を残しつつも、中深煎りされた苦味のあるコーヒーは、今まで感じたことの無いような立体感のある味わいがあります。着いて真っ先にここでコーヒー飲んだくらい。

このCoffee Countyのエチオピアンローストはスペシャルティコーヒーの中では飲みやすい部類なので、初心者にもおすすめです。

エチオピア現地の儀式的に焙煎される方法に着想を得て、一気に焙煎しつつも浅煎りに仕上げる独特な焙煎をしているらしい。凄い。あと福岡やたらスペシャルティコーヒーの美味しい店が多い。


2.Single O@東京

今回のfestで1番美味しかったコーヒー。飲んだコーヒーはここのコーヒーのシグネチャー(看板)ブレンド、Sugarplum。エチオピアとグアテマラのブレンドで浅煎り。

しっかりとした苦味がありつつも、砂糖漬けのアプリコットのような酸味があるコーヒー。これもかなり飲みやすい部類のコーヒーだと思う。

スペシャルティコーヒーの店では、よくコーヒーの産地だとか焙煎方法、精製法などを記したカードをくれるのですが、その中にTasteの欄があることが多いです。例えばエチオピアのナチュラルは紅茶と形容されるように。

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Single OのSugarplumのカード。

コーヒーの味は多種多様であるため、言語化されるために色々なものに例えられて味が形容されます。

ブルーベリーのような味がすると形容されるコーヒーを飲んで本当にブルーベリーの味がするかはその人次第な所はありますが、少なくとも自分の好きなタイプの味が何たるかを知るには良い試みだと思います(音楽のジャンル分けもそういうとこあると思います)。言語化されることによってそれとそれ以外に区分される感じ。

少し話は逸れましたが、このSugarplum、砂糖漬けよアプリコットという表現が本当によく似合うと思います。美味しい。


3.COYOTE@京都

https://coyote-coffee.jp/

エルサルバドルのパカマラ種。浅煎りかつ他の店の抽出方法であるドリップとは違うアメリカンプレスという抽出方法。

https://www.arktrading.jp/americanpress

ドリップとは違い、コーヒーの油分が吸収されずそのまま抽出されるので、オイリーな味わいになり、コーヒーのうまみも渋みも全て抽出されます。フレンチプレスやアメリカンプレスを使用して安い深煎り豆を長時間抽出すると、とんでもない味になります。

オレンジのような柑橘系を思わせる風味と、上品な香りが特徴的でした。やはり抽出方法や精製方法で味が大きく変わるのがスペシャルティコーヒーの魅力です。


さいごに

good coffee festは12/6まで阪神梅田で催されています。お近くの方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。この記事でスペシャルティコーヒーの魅力が少しでも伝わればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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