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中江広踏の旅の記録
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#釜山旅行

9年ぶりの釜山(1)

釜山エックス・ザ・スカイに上がる  3月初旬、家内と二人で釜山を訪ねました。私にとっては9年ぶり7度目の釜山、家内はもっと多く来ています。そんなわけで、いまさら観光地を回るのではなく、昨年のソウルの場合と同じく、コロナ禍を経た街がどう変わっているのか、あるいは変わっていないのかを確認するための旅でした。今回の旅で私がもっとも行きたかったのは海雲台(ヘウンデ)。数年前にネットで衝撃的な写真を見たからです。海雲台のビーチに巨大な超高層ビルが3本も聳え立っている写真。最初は合成写

韓国の旅 #16

釜山「国際市場」の旅 2015年  夫婦で行く釜山は、2015年が6回目だった。その前年に行った時、もう釜山はこれでいいだろうと私は思っていたのだが、韓国の大ヒット映画「国際市場」(日本での題名は「国際市場で逢いましょう」)を見て、またまた釜山へ行きたくなった。ちょうど、格好のガイドブックもあった。旅行作家・鄭銀淑さんが、この映画に触発されて書いたという、「釜山の人情食堂」という文庫本だ。この本をバッグに入れて、いつものように博多国際港から高速艇で釜山港

韓国の旅 #11

 釜山コモドホテル  2012年  すっかり釜山が気に入った私たちは、翌2012年の3月に、また釜山を訪れた。前年の釜山行きは、早朝に岸和田の自宅を出て昼頃に博多駅に着き、そのまま駅前からバスで博多港国際ターミナルへ向かったのだが、今回は博多で前泊することにした。前回は高速艇を利用したのに対して、今回は「ニューかめりあ」というフェリーを利用したからである。どちらもほぼ同じ時刻に釜山港に入港するのだが、「ニューかめりあ」は高速艇より2倍遅いから、その分早めに博多港を出る必要

韓国の旅 #10

18年ぶりの釜山 2011年  振り返ってみると、私の定年生活最初の年であった2011年には、3回も海外旅行をしたことになる。4月にソウルに行き、9月に北京、そして10月には釜山へ行った。全て東アジアのご近所の都市ですね。釜山については、私が希望したわけではなかった。妻が、その翌月に、韓国は初めてという知人の女性達を「引率」して、船による釜山旅行を予定しており、その下見として釜山に行くのに同行を仰せつかったのである。本番の旅行では、大阪南港発の「パンスターフェリー」を利用す