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【積丹】1日で5つの作業に従事

こんばんは。積丹のたかのふぁーむでWWOOFしています。その1からその5まであります。

その1。午前最初の仕事はアスパラガスの選別でした。ばあばさんとじいじさんが今朝アスパラガスを20kg収穫してくれました。その2人と僕の3人で選別しました。出荷できるのは15kgになりました。写真は選別前の10kg分。

その2。選別が終わってから正午まで、ジャガイモ畑の点検をしました。おととい途中で切り上げたので、今日は残る3分の1ぐらいを終わらせました。畝間を練り歩いて、土に植わっていないジャガイモを見つけては埋めてあげるのです。カラスやキツネが肥料(魚でできている)目当てに畑を漁ると、たまたまジャガイモの出てくる場合があります。植え付けの際に落としたジャガイモもあります。

なにか生えていると思って掘り出すと、ギシギシでした。プラウとロータリーをかけているのに、まだ生き残っていました。すばらしい力です。

あと、今後外を裸足で歩く時間を増やします。気持ちがいいんです。ジャガイモ畑の点検も裸足でしようとしましたが、畑の表面は乾いてゴツゴツしていたので、1往復で止めました。

その3。午後は自家用黒ニンニクの作業から始まりました。炊飯器に黒ニンニクを入れて10日間保温にしていたっぽいですが、詳しくはまだ聞いていません。おいしい香りがしました。

これを乾かすために、キッチンペーパーを敷いた箱の中にひとつひとつ置いていきました。ビニール手袋をして、飛沫をとばさないよう無言で取りかかりました。腐りやすいようです。

その4。ビーツの間引きをしました。写真は種まきのときのです。種が何個かくっついた塊の状態で植えます。青いのは殺菌剤です。「有機じゃないじゃん」と思うかもしれませんが、これは有機JAS認証で認められているパターンです。ビーツの種で農薬コーティングされていないのはまだ販売されていないからです。

で、今日の写真。成長に差がありますね。1つのマスに1つの苗を残すため、ハサミで小さい方を切ります。茎頂分裂組織を切り落とします。高校生物で出てきましたよね。細胞分裂の盛んなところ。

で、切りました。ハサミには右手用と左手用があります。その差は歴然で、異なる手で持って切ろうとしても、2枚の刃の間に隙間ができて切れません。力の入れ具合でも切れ味は変わります。今までハサミを使っていて「全然切れないんよー」という経験を幾度となくしてきましたが、右手で持ってみるという方法は生まれて初めて頭に浮かびました。

その5。水やりをしました。今日の午前にたかの夫婦がタマネギの移植をしました。マルチは機械で張って、移植は手でしたそうです。涼しくなる夕方に水やりをしました。

じょうろを使いました。じょうろは漢字では「如雨露」と書きます。じょうろはポルトガル語の「jorro」から来ているんだとか。そして、じょうろの先端についているあれは「はすのみ」や「はすくち」と言うようです。たしかに蓮っぽいですね。

写真のように、このはすのみを上に向けると、広く優しく水をかけることができます。下に向けると狭く強くかけることになります。ほとんどの場合、上に向けて使います。下に向けて水を速くかけると、土が締め固まって空気が少なくなり、根の呼吸することができなくなるからです。また、はすのみにゴミを詰まらせないように、水を使いきらないようにします。奥が深い、というかそこまで考えたことがありませんでした。愛と水を注ぎました。