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真のリーダーシップとは

20代後半、毎日のように話し合い、時にはぶつかりながら二人三脚で仕事をしていた元上司のことを思い出す機会があり、

ちょうど10年前の5月4日、私は彼女の下で新店舗立ち上げに携わっていました。

初めての新店舗立ち上げ

ネイリストに転職して3年目。

関西旗艦店として社内でも大きな期待を受けての新店舗チーフ就任でした。

店舗立ち上げ、管理職、スタッフ教育と全てが初めてのことに試行錯誤しながら日々がむしゃらに走っていました。

独立を機に約2年後に退社しましたが、後にも先にもこんなに仕事をすることはないのではないか、と思うくらい働いたし成長もできた期間でした。

毎日23時頃まで店舗にいたり、休みの日もトラブル対応、プライベートもうまくいかないことが続き、メンタル崩壊して終電での夜道、泣きながら帰った日もありました。

「こんなに働いてなんの意味があるんや!!」と心が疲弊したりもしましたが、今思うとこのときの経験や感情は二度と味わえない事。

20代特有のプライベートとのバランスに思い悩む気持ちや、期待に応えたいという向上心、社内評価を上げたい、何者かになりたい、という野心・・。

当時のすべての経験がいまの軸になっているなあと感じます。

店舗開業のスキーム然り、働くスタッフの気持ち然り、20代キャリア女性の不安な気持ち然り・・。

ネイリストとしてもマネジメントとしても沢山のことを学べた人生の中でも大きな成長期だったと思います。

注目店舗だったのでTV取材や雑誌掲載などメディア経験も沢山させてもらいました。

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本来、店舗のリーダーが出るところも、目立ちたがり屋の私の特性をくみ取ってくれ、上司が全て回してくれていました。

リーダーシップとは?

店長であった上司は、出しゃばるわけでもなく、2番手の私含めてスタッフ一人一人の個性を活かし尊重てくれ、店舗としてもスタッフが活きるお店だったと思います。

最終決断も大抵私に相談してくれて、「店長が勝手に決めた!!」とスタッフがモヤモヤすることもなく、いつも部下の声を拾ってくれるリーダーでした。

舵を取って部下をまきこみ、ぐいぐい進むリーダーもいれば、彼女のように自分の存在感は最小限に、部下を前に出して後ろからアンカーのように支えてくれるリーダーもいます。

自分と別タイプのリーダー性を持った彼女と働いた日々のことを思い出し、リーダーシップとは?と改めて考えています。

来月、自社でまた新しいチームを作ります。

私自身のリーダー性に欠けていること、取り入れたいことを考えるきっかけを与えてもらったような気がします。

久賀田有紀(くがたゆき)

教員を経てネイリストに転職。

現在ネイリストとして働く傍ら、ネイルサロン2店舗経営、商品開発、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修を行っている。

㈱マニクリエーション代表取締役

一般社団法人海外ネイル協会 代表理事

【銀座・京都ネイルサロン】maninail http://mani-nail.com/

【ネイリストと海外をつなぐ】海外ネイル協会http://jnisa.com/

【シニア向けネイル事業】えがお爪工房 https://egao-nail.jp/





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