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観る会

一昨夜は〈観る会〉の一周年記念。リドリー・スコットの『ナポレオン』を鑑賞。ちょうど二年ほど前になるか、同監督の『ハウス・オブ・グッチ』を観たのは。あれは神戸に居った冬のことで、大学を卒業する間近のことでもあった。

本作も『一グッチ』と同様に画面の作り込みには目を見張るものがある。終始、顔の中心で光と影とに別れるホアキン・フェニックスの表情や、衣装にロケーション、繊細なアングル。"画"に対する信頼感が凄まじく、これぞまさに映画であると言わしめるような作品。

対して物語は退屈に尽きる。慣性による運動を外から眺めているに過ぎぬ印象が残った。つくづく、期待というものは宜しくない。

兎も角だ。昨年の『グリーン・ナイト』より始まった〈月一絶対映画観る会(会員二名)〉、先ずは一年完遂できたことを喜ぼうではないか。会の目的は文字通りで「毎月一度はシアターへゴーしようね」といった単純なものではあるが、事実、ここ数ヶ月の繁忙中は会を除いてシアゴーすることが無かったから、大変助かった。

来季もどうぞ宜しゅう。

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