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戦国時代のドラマを観ていて思うこと

私は歴史に全然詳しくありませんが、その中でも戦国時代もののドラマはある一定の人気があり、私もつい観てしまいます。騙し合いや罠、野蛮、強欲、残虐など数々のシーンがありますが、その中でも一番感動を呼ぶシーンが、武将が戦で負けると分かっていながら名誉、忠節を守って潔く散るみたいな武士道を描く部分です。とても感動しますがその一方で、ある疑問が湧いてきます。名誉の死を遂げたと言われる人たちは本当にそのモチベーションでいたんだろうか!?…という。それは後の人々が勝手につけたストーリーなのでは!? と。美化し過ぎて武士道がひとり歩きしていないかと。そもそも今と違って写真もテレビもネットもない時代に下の階級の兵士達が殿様のしかも敵方の顔を知る術はあったのだろうか?と。自らの国の殿様でさえ早々顔を見れなかったんじゃないか?精々肖像画を見るくらいだったのではと。そんな人達に「敵方の武将の首とったぞー!」と 言われても、その人本当にあの武将?と思ってしまう。歴史上、討ち死にしたとなっている武将が、その後も何処かの寺で余生を過ごしたのではないだろうかと疑ってしまう。それどころかドラマの中で武将を演じている役者は皆スラリとしたイケメンばかり。サラブレットの馬も巧みに乗りこなします。しかし実際は、戦国時代の男性の平均身長が155cmであり、当時の馬も与那国馬という非常に小柄な馬だったそうである。私の想像はポニーにまたがった小さいオッサンが登場し「おぬしら後で後悔しても遅いぞ!」刀を抜きながら「これを見てみろ!刀と同じ身長だ!(ズコーッ)  今日はこれぐらいにしといてやる!(ズコーッ) 」どこかの喜劇を連想してしまう。この前、妻に「そんなに疑うならもう観るのやめたら」と言われてしまいました。
ですよねぇ……。


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