チョビと私の母

私の母は北海道に住んでいます。
愛猫のチョビと２人？暮らしです。

私は結婚して、実家からは遠く離れている場所に住んでいるので、
ひとりきりの母が心配。

ではありますが、
私の心配は、母からすると無用な様子。

「飛行機でこっちに遊びに来たら？」
って誘っても、

「そうだね〜。でも、チョビがね。」
って。

チョビは、実家の近所にいた野良猫の赤ちゃんだったそうです。
分類としてはだいたい黒猫ですが、お腹と足先は白です。足は白い靴下をはいているみたいに見えるのが可愛い。
それから顔の真ん中辺りも白いんですが、鼻の下辺りだけ黒い毛なので、
「チョビ髭だから、チョビ。」
って名付けたそうです。

ネーミングセンスがいかにも母っぽい。

明日はそんな母の誕生日。

誕生日プレゼントに欲しい物は特にないって言っていたけど、
明日になったら絶対に
おめでとう！って電話しなきゃ。

すでに充分おばあちゃんな年齢の母。

娘としては、誕生日の日にそばにいてお祝いできない申し訳なさがあるのだけど、

母のそばには明日も変わらず相棒のチョビがいるのだと思うと、ちょっとホッとするような、娘としてはありがたいわけです。

チョビ様。今後ともよろしくお願いします。