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「双頭の悪魔(有栖川有栖)」の感想

お疲れ様です、青猫です。

これから年末までの半年ほど、読んだ本をゆるくご紹介していきたいと思います。(私自身の読書のモチベ維持にもつながるといいなと。)

継続できるように、あくまでも『ゆるく』『まったり』と本の面白さをお伝えできれば幸いです。

記念すべき初めての記事は「双頭の悪魔(有栖川有栖)」です。こちらは7月3日に読み終えました。読み終えほくほく(?)です。

【あらすじ】

娘を連れ戻してほしいのです――山間の過疎地で孤立する芸術家のコミュニティ、木更村に入ったまま戻らないマリアを案じる有馬氏。要請に応えて英都大学推理小説研究会の面々は四国へ渡る。かたくなに干渉を拒む木更村住民の態度に業を煮やし、大雨を衝いて潜入を決行。接触に成功して目的を半ば達成したかに思えた矢先、架橋が落ちて木更村は陸の孤島と化す。芸術家たちと共に進退きわまった江神・マリア、夏森村に足止めされたアリスたち――双方が殺人事件に巻き込まれ、川の両側で真相究明が始まる。読者への挑戦が三度添えられた、犯人当て(フーダニット)の限界に挑む大作。妙なる本格ミステリの香気、有栖川有栖の真髄ここにあり。

Amazonより

【この本を手にしたきっかけ】

有栖川有栖先生の著作は既にいくつか読んだことがありますが、だいたいが火村シリーズでした。この本の存在を知ったのは「書きたい人のためのミステリ入門(新井久幸)」です。この本の中でタイトル通り、「ミステリを書きたい! けど書いたことない!」という入門者に向けた本がたくさん紹介されていて、その中でも重厚感のあるタイトルが気に入り、読んでみました。

【感想(ネタバレなしです!)】

そもそも有栖が登場する江神先輩シリーズを知らずに中途半端な巻から読みだしてしまったのですが、それでも十分に楽しめました。
二つの村で起こる二つの殺人。誰が犯人なのか、何が証拠なのか、考えに考えたのですが、自力ではわかりませんでした(笑)
そしてこの本の最大の特徴ともいえる、小説の途中で現れる有栖川先生からの挑戦状!
「この展開でもうここで犯人がわかるの!?」とびっくりしました。でもロジカルに考えていけば、ちゃーんと犯人を割り出せるからすごい。
みなさんも頭をフル回転させて、有栖川先生からの挑戦状にチャレンジしてみてくださいね。

では、また次の記事で。

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