十二日目 令和元年五月 十日十八時頃
東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。十二日目 令和元年五月 十日十八時頃。武蔵國。神奈川宿。
【上段左】香象院。大きなお釜が二つ。
【上段中】橘樹神社境内の力石。
【上段右、中段左】同境内の手水鉢。石盥盤(いしたらいばん)。延宝六年(1678)に寄進されたらしい。見事なまでの盃状穴が並ぶ。
【中段中】同境内の庚申塔。青面金剛(しょうめんこんごう)。寛文九年(1669)。青面金剛像としては横浜市最古と言われている。足元には庚申講の見ざる聞かざる言わざるの三猿が彫られている。
【中段右】松原商店街。街道は活気のある商店街を突っ切っている。
【下段左】芝生の追分。八王子道と東海道との分かれ道。八王子道は、安政六年(1859)の横浜港開港以後は八王子から横浜に絹が運ばれるようになったため「絹の道」と呼ばれるようになった。
【下段中、右】京浜急行 神奈川駅すぐそばのさくら旅館。私好みの宿。歴史は不明。旧街道沿いにあるので、もしかしたら昔の旅籠の流れをくんでいるかも知れない。本当にそうだとしたら、自慢するはずなのだが、館内には一切そういう情報が掲げられていない。戦後の宿か。タイルの洗面所。これこそ理想とする宿屋だ。夕飯は近くの中華料理屋で食べた。
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