「マンガ描く人」哲学の01/マンガをなぜ描きたいのか
私の場合は小学校5年生の頃、マンガには全然縁がなかった子でした。
そもそも貧乏でしたから、マンガを買ってもらうという経験がありません。
たまたま見せてもらった「マンガの本」との出会いが大きかったのです。
父親は「新しいもの好きな人」だったので、貧乏にも関わらずテレビを購入しました。
だからテレビのエンタメには接していましたが、マンガの本は買ってもらえませんでした。
そもそも「存在」を知らなかったので、「ほしい!」とせがむ事すら出来なかったわけです。
世間的にもマンガのブームが大きくなり、マンガ週刊誌の時代がやってきたころ、貸本屋さんが増えてきて少ないお小遣いでもマンガを読めるようになりました。
コマに割られて、楽しかったりカッコ良かったりした絵が描かれていました。
ハラハラドキドキしながら楽しめる娯楽の出現は大きかったのです。
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