第18回「どこまで面倒をみるのか」という悩み
専門学校でマンガ講師を始めてから20年以上になります。
講師になったばかりの頃は、マンガ家としての「知識」や「技術」を全て伝えようと思いました。
しかし講師としてのノウハウを知らないため、十分な授業はできなかったように思います。
時間が経つにつれて、年々「何をどう指導すればいいのか」を理解できるようになりました。
「必要不可欠な授業内容」を組み立てられたのではないかと思えるようになったという事です。
もちろん完璧なものではないだろうし、これからも次々と付け足していくだろうとは思います。
この段階に到着して「学生の存在」に初めて目が向きました。
「同じ授業内容」を受け「同じ授業時間」を使っているにもかかわらず、「成長する幅に差が出るのはなぜか」と素朴に疑問を持ったのです。
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