第21回 「マンガ」は子供のものであってほしい
テレビゲームなど存在せずネットだって無い時代で、子供にとっての娯楽は「ラジオを聴く・テレビや映画を観る」だけでした。
私が初めてマンガに接したのは9歳の頃でした。
親戚の家に遊びにいった時、漫画雑誌を数冊見せてもらったのですが、衝撃を受けたマンガがありました。
「もも子探偵長」というミステリーマンガだったのですが、主人公の「女の子」に「憧れ」を感じたみたいなのです。
当時の自分には、その気持ちが一体何だったのか分からなかったのですが、今思うと初恋をしたのだろうと思うのです。
「魅力的な可愛い女の子」が怖いミステリーの中で、探偵として活躍するマンガ。
そのマンガは親戚の持ち物だったので、家に帰る時にはもうそのマンガとはお別れしたわけですが、「もも子探偵長」というタイトルは記憶に焼き付きました。
中学・高校生になる頃には、どんな雑誌に掲載されていたのか、作者名も分からない状態だったのです。
今のようにネットがあれば、すぐに判明したと思います。
マンガを描き始めても、記憶に残っているのはタイトルと主人公の女の子のイメージだけ。
私にとっての「初恋の女の子」に「いつか出会いたい」と思い続けました。
中学校の頃私が描いた「女の子のキャラクター」は、「もも子探偵長」の印象が脳に埋め込まれ亜星かもしれませんが、影響されたキャラになってました。
↓これなんですけど😅
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