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(38)シン・マンガのマンガ/マンガ表現研究編 「4コママンガの起承転結はストーリーマンガの構成と同じ」という解説

「4コママンガ」と「起承転結」は結びついていて、マンガ家を目指している皆さんは「なんとなく分かるような気」になっていると思います。

要するに「4つのコマ」を「起承転結」として区別して描けばいいんでしょ・・という感覚です。

しかし「起承転結」の意味と、それがどう組み立られているかについては「曖昧」な知識ではありませんか?

なぜそんなことが言うのかというと、少なくとも私自身の知識が「曖昧」であったからです。

「フェーマス」でインストラクターとなり、4コママンガの添削もすることになりました。
そこから「本格的」に4コママンガの奥の深さを理解できるようになったわけです。

昔から「4コママンガから学べ」と言われていましたが、「ストーリーマンガは数多くコマを使うジャンル」だからまるで別物だと思い込んでいた私でした。

生徒から送られてくる4コママンガを添削する際、提出された「4コママンガ」がつまらないものばかりで頭を抱えたのですが、その原因は「構成の仕方」が下手だったからだと理解できるようになりました。

気づいたのは「起承転結」とは「ストーリーの展開の効果的な構成」そのものだった事です。
ストーリーマンガのように何コマあろうが、基本は「起承転結」の「いくつもの組み合わせ」なのです。

「フェーマス」で添削した4コママンガの一例を紹介し、組み立て方の解説をします。

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