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日本一の王道漫画【ONE PIECE】

どうも、漫画人です。今回は、二回目となるのですが、まだ序盤なのでやはり漫画といえば!?というものを紹介したいと思います。

その名は、ONE PIECE。漫画を読まない人であっても名前くらいは聞いたことがあるであろう作品であり、何を隠そう日本で一番売れている週刊少年ジャンプ(集英社)で長期連載を果たしている漫画です。世界的に見ても、単一作家による最高発行部数でギネス記録を作者である尾田栄一郎さんが保有してるほど有名な漫画です。その発行部数は現在(2019/12)4億冊近くあると発表されており、全日本人口が一人3冊所持してる計算になります。どの家に行っても、そこに住んでいる人数x3冊あるって考えるとかなりやばいですよね...。間違いなく日本の漫画の歴史に残るであろう名作であり、今後も語り継がれることは間違いないでしょう。特に、ワンピースと検索すると服よりも上に出てきたり、「ワンピース」と打つと予測変換で「ONE PIECE」が出てくるのは本当に驚きです。

さて、ONE PIECEなのですが、私よりも詳しい方やファンの方が世の中に多すぎるために、あくまでも個人の意見、感想、推測であることは特に念を押しておきたいと思います。

まず、ONE PIECEについて大方の説明をしたいと思います。ONE PIECEは主人公であるルフィが海賊王を目指すべく、海賊王であったゴールド・ロジャーの遺産である「ひとつなぎの大秘宝」(=ワンピース)を探すために海を渡り仲間たちとの冒険と熱いバトルを繰り広げていく漫画です。中でも物語のキーとなるのが、ルフィが食べたゴムゴムの実という『悪魔の実』です。悪魔の実は、世界中のどこかにあるレアな実のことあり、食べると海を渡る海賊である彼らには致命的なカナヅチ(泳げない)になる代わりに何かしらの異能を手にすることができるものです。例えばルフィのゴムゴムの実の場合は、全身ゴム人間になり身体中が伸び縮みするようになります。深い話は書ききれないので、ここまでとしますが、ONE PIECEはそういった力を駆使して敵と戦いながら冒険をするというザ王道漫画です。そして何より、週刊少年ジャンプが掲げる理念である「友情」「努力」「勝利」を具現化した漫画だと私は思っています。

なので今回は、この友情、努力、勝利を軸に+αしてONE PIECEの魅力について語りたいと思います。まずは、友情、すなわち仲間ですね。なんと言っても私がONE PIECEの最たる魅力だと思っているのはここです!先にも述べたように、ルフィの目標は海賊王になることであり、これが漫画の基本的なコンセプトです。しかし、ことルフィに関しては、海賊王になるという夢は「仲間」という存在には絶対に勝てないのです。ルフィが船長を務める麦わら海賊団には、ゾロ(剣豪)、ウソップ(狙撃手)、サンジ(コック)、ナミ(航海士)、チョッパー(医者)、ロビン(考古学者)、フランキー(ドック)、ブルック(音楽家)、ジンベイ(まだ一味ではない)という個性あふれるメンバーがおり、ルフィはこの仲間を誰よりも信頼し、誰よりも大切にします。そして、そんなルフィだからこそクルーの仲間はルフィを尊重し、仲間として一緒に冒険をするわけです。(正直、みんなを仲間にするときのエピソードは全部泣けるので、読んでないよって人は絶対チェックしてください!)私は、これほどまで強固に結ばれた仲間を現実でも他の漫画でも見たことがありません。またそのほかにもルフィの義兄弟であるエースやサボ、一度旅を共にしたビビなどを中心にルフィの仲間と呼べる人たちは作中にどんどん出てきます。これは、ルフィというキャラクターが愛せる個性を持つ点にあります。正直、どんなキャラかを説明する言葉を持ち合わせていないのが悔しいです。作中のキャラだけでなく、読者までも虜にしてしまうほどのシンプルに惚れてしまうキャラを作る尾田先生は天才です。尾田先生に関しては天才と呼べる部分がいくつもあるのですが、私は何よりもこの魅力あるキャラたちを推したいと思っています。このキャラクターがいるからこそ、物語が光るのです。

次に、努力です。この努力に関しても、ONE PIECEはピカイチです。といっても、正直、漫画において主人公が努力を怠ることは基本的には(そういうキャラとかでない限り)にはしません。では、ONE PIECEのどういうところがピカイチなのかというと、決して諦めないというところにあるのです。というのも、ワンピースには“ご都合主義”な戦いがないのです。このご都合主義という言葉、今後も使っていこうと思います(詳しくは別の記事で補足させてもらいます)が、わかりやすく例えるとボスを倒した後、それよりも圧倒的に強いボスが現れて、特殊な訓練を積むみたいな展開のことを指します。つまり、ボスを倒せるようになったから戦うのではなく、倒せなくても倒さなきゃならないから戦うのです!どんなに無理な戦いでも仲間との協力、呼び込む奇跡、熱い信念からくる力の全てを駆使して困難を乗り越えていく。単純な戦闘力ではなく、様々なものを努力によって積み重ねたからこそルフィたちは数々の伝説を残すのです。

最後に、勝利に関してですが、ここではあくまで各章ごとの勝利を示すことになってしまいますので、少し違うことを書きたいと思います。というのも、ONE PIECEはまだ完結をしておりません。真の勝利をどうやって掴むのか、本当に最終的に勝利するのか、どう言った形で勝利するかは神(尾田栄一郎先生)のみぞ知るなのです。また努力と少しかぶる部分もあります。なので、ここでは読者がONE PIECEのここ優勝!!と思う場所を紹介したいと思います。笑

まず、名ゼリフ、名シーンですよね。ワンピースには胸と目頭が熱くなる名ゼリフ、名シーンがたくさんあります。その個人的トップ3をご紹介します。(※特にネタバレ注意!!本当に!)

3位:メリーとお別れのシーン

麦わら海賊団で唯一失われた仲間、メリー。数々の死線をともに潜り抜けた海賊にとっては欠かせない船が寿命を迎え、ルフィたちに別れの言葉を語りかけます。船で泣くって?そう思った方、まじで泣けます。

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2位:兄であるエースの死

ルフィと義兄弟であるエースは、大罪人である元海賊王のロジャーの息子として処刑されるのを、エースの仲間である最強の海賊団の白ヒゲ海賊団とルフィが救出へ向かいます。しかし、死闘の末もう少しで助け出せるところでエースは弟であるルフィを守って死にます。その死際にエースが言ったセリフは、大罪人の息子として嫌われてきたエースの仲間とルフィ、そして読者に刺さります。

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1位:ビビとの別れ

先にもあげたビビは、アラバスタ王国という国の王女であり海賊と関わってはいけない存在。仲間として一緒に旅をしたいという気持ちを抑えながらも、王女としての使命感から国に残ることを決めます。そんなビビが、「いつかまた会えたら!もう一度仲間と呼んでくれますか!?」という問いに対して、事前に仲間を見分けるために左腕に書いたばつ(×)印を掲げます。口で返事してしまうと、王女が海賊と関わっているのではと疑われてしまうからこその行動。本当に粋です。

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さらにONE PIECEは、伏線の張り方でも読者を驚かせます。ですが、伏線は本当にネタバレになるのでやめます。是非読んでみてすごさを体感してください!特に1巻からの伏線は圧巻です。それと同じく、その伏線を読み取り、考察をしてみるのもまた一興!伏線の張り方がうまいからこそ、できる漫画の楽しみ方なんです。

さて、最後になりますが、こんな名作を私ごときが一応程度に評価させていただきます。本当に個人の見解なんで、ご容赦ください。笑

総評としては、完璧と言わざるを得ません。多少、画力が弱いと感じますが、ONE PIECEの世界観にマッチしているのは間違いないです。ただ、雑誌の紙質からして読みにくいという部分があるのも確か。しかしそれ以外は正直、満点です。下げるところが見当たりませんね。これぞ、日本一。

【ONE PIECE】総評

作画:★★★★☆

ストーリー:★★★★★

キャラ:★★★★★

読み込み度:★★★★★

おすすめ度:10/10

読んでください、ありがとうございます!また次作でお会いしましょう!漫画人でした。